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ヘタリア学園

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第六千五百六十二話  どうなっても華がある

第六千五百六十二話  どうなっても華がある
 フランスは大阪にしみじみと阪神のあることについてお話しました。
「勝って華があるのは普通だよな」
「負けてもお家騒動があってもですか」
「華があるってのはないからな」
 他のスポーツチームにはというのです。
「これは凄いことだよ、けれどな」
「それがかえってですか」
「ああ、魔物とかが憑いてる要素じゃないかって思うんだよ」
「負けた姿が絵になるのは昔からなんです」
 阪神のそれはというのです。
「お家騒動についても」
「まあお家騒動は最近なくなったな」 
 星野さんが来てからでしょうか。
「昔は冬になるとだったけれどな」
「あれも魔物とかがやってたみたいですし」
「そういったことまで絵になるのが駄目なんだよ」
 かえってというのです。
「何かこうな」
「いつも勝って絵になりたいですわ」 
 負けても絵になるのはそれはそれで、というのです。大阪はフランスに対して切実なお顔で答えました。


第六千五百六十二話   完


                 2017・9・22 
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