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鋼の錬金術師 貴方を守りたい――12人の巫女と1人の神――

作者:猫丸
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『ガチャ』
患者の寝ている部屋に入ると、大きな鎧さんと小さな少年と大きな犬?がいた。なんか、凄いでこぼこな組み合わせだなこれ・・・とリフルは思った。思うだけで口には絶対に出さなかったが。
少年「ウィンリィ。そいつは、誰だ?」
と少年がウィンリィに訪ねた。
ウィンリィ「あっ、うん。この人はね、デスピル病の治し方を知ってるみたいなんだ。」
少年「本当か?!やったな、アル。これでシレーナが助かるぞ。」
鎧「うん、やったね兄さん!」
少年と鎧は嬉しそうにはしゃいでいた。
リフル「あの~、はしゃいでる所悪いんだけど。デスピル病って、ある意味心の病気って言われてるんだ。だから、治すにはその人の心の中に入らないといけない。ヘタしたら二度と戻ってこれ無いかもしれない。そのくらい、危険な病気なんだ。だから私にもしものことがあったら・・・。」

少年「俺たちも手伝うよ。」
突然少年が意味のわからないことを言い出した。
リフル「えっ?でも、すごく危険なんだよ!!死んじゃうかもしれないんだよ!!」
リフルは、やめるように勧めたが少年は
少年「それでもかまわないよ。シレーナは、おれたちの大切な仲間だ。苦しんでいる仲間を命がけで助けるのは当たり前だ。」
真剣そのものの目で少年は言った。こいつ、ちょっとホーエンハイム様に似てるかも///ちょっと、エドにキュンッとなったリフル、だけどすぐにメガネの事を思い出して冷静さを取り戻す。
リフル「私、リフル。貴方は?」
少年「俺は、エドワード・エルリック。エドって呼んでくれ。」
鎧「僕は、弟のアルフォンス・エルリック。アルでいいよ。」
少年と鎧が、自己使用介した。レンリが犬にしては大きい生き物を指差し
レンリ「あれは、私のペットのブルース。どうブサカワでしょ?」
と楽しそうに言った。べつに、可愛くはないと思う・・・、ただのブサイク犬だよね…とひそかにリフルは心の中で思った。

リフル「それじゃあ、今からこの石を使ってこのシレーナちゃんの心の中に入って病原菌を倒します。準備はいいですね!」
リフル以外全「おおー!」
リフル以外皆、右腕を上にあげた。(ブルースは、前足)
レンリ「酢昆布持ったかー!」
レンリ以外全「お前だけ来んなー!」
レンリが、意味の分からないことを言い出したので、みんなでツッコミ。
レンリ「絶対にやだーー。意地でもついて行くーー!」
とレンリは半泣きで言った。
リフル「それじゃ、いっきまーす!」
リフルがシレーナに石を近づけた途端!あたりが、真っ白になって何かに吸いこまれるような感覚が走った。
全「キャーーーーギャーーーキャビア、フカヒレ、フォアグラ食べてみてーーー(※レンリ)」


真っ暗な、空間にポツンと一人だけレンリがいた・・・。ここはとても静かで、何一つ音が聞こえない・・・。そんなところに、レンリが気絶していた。
レンリ「ハッ、\(゜ロ\)ココハドコ? (/ロ゜)/ワタシハダレ?・・・・・・」
意味のわからないボケを言い、そして落ち込んだ。

レンリ「やっぱりツッコミが居ないのにボケてもつまらないよね・・・。」
(はぁ~、こんなときにブルースか誰かツッコミががいればな~。あっそうだ!募集しよう!えーおほん、私の才能あるボケを見悟ことに『ズバッ』とツッコめる人大募集~。こんなもんで、いいか。)

レンリ「クンクン・・・いい香り~何の香りだろ~?」
どこからか、いい香りがしてきた。レンリは、いい香りがする場所を探してみることにした。だが、進めば進むほどなぜかいばら道が続く。あたりは暗いまんまなので、前は見えないし周りはいばらばっかりでいたい!という状況だ。しばらく、歩き続けるといきなり暗い空間の先から光が見えた!
レンリ「フギャ!!」

レンリは目をつぶった。でもこの先に何があるのか気になるので、目をつぶってから1秒で目を開けた。
レンリ「なっ、なにこれ~?」
何と、あたり一面は花畑だった。さっきまで暗かった空間も、青空にかわっている。シクラメンやタンポポがそこらじゅうに咲いている。花好きのレンリは、自分の世界に入ってしまった。

※しばらくレンリの妄想劇場にお付き合いください※(たまに、現実世界も出ます。)

★レンリの世界★
レンリ「うわ~い、あたりお花ばっかりだ~。^^」
レンリは嬉しそうに、あたりをくるくる回った。花たちもそんなレンリを歓迎するかのように空からひらひらと降ってきた。
☆現実世界☆
レンリがバタバタ走りまわるせいで、きれいに咲いていた花が皆つぶれてしまった。タンポポを引きちぎり、それを木端微塵(こっぱみじん)にして空に投げ嬉しそうにそれを見ている。

★レンリの世界★
しばらく、ルンルン♪と歩いてたらリフルの死体を発見。
レンリ「あー、リフルっちの死体だ~♪よ~し・・・」
レンリはそお言うとリフルの上に『ド~ン』っと乗り、そのまま大空に向かって~ジャ~ンプ。
☆現実世界☆
リフル「ん、ここは・・・?」
リフルの意識が戻ろうとしていた。だがその時レンリが、楽しそうに走ってきて『ド~ン』とお腹の上に乗ったのでリフルは
リフル「プァァァ!!」
血を吐いた。そしてまた、リフルの意識は遠い彼方へと飛んで行ってしまった。

★レンリの世界★
また、ルンルン♪と走っているとクマのプーさんみたいな可愛い2メートルくらいのくまが現れた。
くまさん「一緒に遊ぼう♪」
レンリ「うん♪」
レンリくまさんは手を繋ぎ、ランラン♪とあたりをくるくる回った。
☆現実世界☆
ハイキングベア
凶暴で、ナアバリ意識が激しくエリアに入ったものはすべて殺す。肉食。
が現れた!
ベア「これ以上入ったら、殺すぞ。」
ベアはレンリにいかくするが、レンリはお構いなしにどんどんエリアに入って行く。
ベア「グワァァァ。」
忠告を聞かなかったレンリにベアは襲いかかった!ここで、レンリVSバイキングベアの戦いが始まった。レンリはベアの攻撃をかわし、ベアの顔にストレートパンチ。
ベア「グァッ。」
ベアは、その衝撃で倒れてしまった。ベアに飛びかかり、往復パンチそして・・・とどめのエビぞり!
ベア「まいりました・・・・。がくっ(=_=)」
レンリVSハイキングベアの勝負の結果は見事レンリの圧勝!
レンリは、何事もなったかのようにその場を笑顔で立ち去った。

★レンリの世界★
走っていると、今度はバラの花畑にたどり着いた。
???「レンリ・・・。」
後ろのほうから声が聞こえてきた。振り返ると、そこには何と白馬に乗った・・・・・・
レンリ「もしかして、おうじs(バキッ」
リフル「しつこい!いつまでやってんのよ!!というか、私を勝手に殺さないで!!」

リフルが乱入してきたので、レンリの妄想劇はここまで、です。
「もっと見たい♪」という声が多かったらまたやります(笑)
なかったら、もう永久に出てこ無いようにします・・・(泣)




レンリ「ぷ~、私の想像世界に出演してるだけでもありがたいのに、途中で無理やり止めせさせるとかないし~<`ヘ´>」
レンリはフグのように頬を膨らませて言った。
リフル「あのね、そんなことばかりしてたら全然この話進まないでしょ!」
リフルは、この小説のことを考えて言ってくれたのだが、レンリは頬を膨らせたまま、
レンリ「話が進まないのは、作者のせいでしょ?私関係ないも~ん。」
そっぽを向いて言った。(ダメだ。これ以上このことで話してもらちあかないや。)リフルはそう思い、まずここがどこなのかを考えることにした。

リフル「ここってどこだろ?」
レンリ「お花畑。」
リフルが聞くとレンリは即答で当たり前のことを返してきた。
リフル「いや、それはわかってるよ。だから・・・具体的にここはどこなのかってことで・・・・・・。」
リフルは頭を悩ませながら言った。だがレンリはまた
レンリ「シレちゃんの心の中。」
と即答で返してきた。(だからそんなことはわかってるってのに・・・あれ?)リフルは、レンリの言葉に違和感を感じた。
リフル「ねぇ、今シレーナちゃんの心の中って言った?」
レンリ「言った、言った。」
リフルが聞くとレンリは「何でそんなことも知らないの?」っていう感じの顔をしながら言った。(じゃあ、成功したんだ(>_<)!ホーエンハイム様、リフルは人の心の中に入れるまで成長しましたよ・・・(涙)と、リフルは心の中で泣いた。

レンリ「ねぇ、ねぇリフルっち。タンポポとシクラメンの花言葉って知ってる~?」
まったくといっていいほど緊張感がないこの人は、また花をちぎってきて嬉しそうに何かを作っていた。
リフル「はぁ~、レンリまた花ちぎって・・・。ねぇ、レンリそんなことしたら、お花がかわいそうだよ?」
リフルは、レンリに分かりやすいように言った。だがレンリは、笑顔のまんま
レンリ「きれいな物を見たら壊したくならない?温かい家庭とか幸せのカップルとか宝石とかお花とか自分とか・・・・・・ズタズタに壊したくならない?」
と聞いてきた。リフルは別にそんな感情はないので
リフル「私は、そう思わないよ。みんなの幸せが、私の幸せでもあるんだし。」
とリフルは言った。私今、いいこと言ったかも♪とちょっと浮かれている(笑
レンリ「そうなんだ・・・。私は嫌だな、私が幸せじゃないのに人の幸せを見るなんて。だから、人の幸せ見るくらいなら、壊したほうがいいよ。」
とレンリは、笑顔のまんまで言った。レンリって、可哀そうな子だな・・・とリフルは思った。
レンリ「ねぇ、リフルっちに聞きたいことがあるんだけど。」
リフル「なに?私で、よかったら聞くよ?」
レンリがあまりにも悲しそうな表情をして言うので、リフルは同情して優しく聞き返した。
レンリ「リフルっちは今、自分に定められた運命のせいで大切な人を失いかけています。」
「大切な人」と聞いて、リフルは大佐やホーエンハイムのことが浮かんできた。
レンリ「でも、ひつだけ大切な人を失わなくてすむ方法があります。それは、今一緒にいる仲間を裏切り、その大切な人と修羅(しゅら)の道を進むことです。リフルっちならどうする?」


レンリ「・・・・・・リフルっちならどうする?」
レンリにそう聞かれたリフルは
リフル「私、どっちも失いたくない・・・絶対、無くさない方法を探したい!」
とリフル強い気持ちを込めて行った。
レンリ「ふ~ん、つまんないね。そんな方法、どこにもないのに・・・。」
レンリはつまんなそうな顔をして言った。
リフル「そんなこと無い、きっとどこかにあるよ!そお言うレンリは、どうなの・・・?」
リフルは、レンリに聞いてみた。
レンリ「私?私はねぇ~、全部ぶっ壊しちゃうな♪」
リフル「全部・・・?」
レンリ「そう、だって誰かの手で失うくらいなら自分で壊したほうがいいよ。大切な人も・・・仲間も・・・世界も・・・自分も・・・。」
「自分も・・・。」と言った時一瞬だけレンリの右目が赤くなったような気がした。

レンリ「はい、できた!これ、リフルっちにあげるよ♪」
レンリは突然そお言うと、白いシクラメンと黄色いタンポポで作った花冠をくれた。
リフル「わぁ!ありがとう、レンリ。レンリって、少しはいいところがあるんだね♪」
レンリ「少しって・・・・。まぁ、いいっか。」
レンリは怒ろうかと思ったが、嬉しそうに花冠をつけているリフルを見てやめた。
レンリ「・・・白いシクラメンは、清純。赤いシクラメンは、嫉妬。黄色いタンポポは、神様のお告げ。リフルっちに龍神さまの加護がありますように・・・・。」
レンリは聞こえるか聞こえないかの小さな声で言った。

レンリ「リフルっち。そろそろ、シレちゃんのスピルーンを探しに行こ?」
リフル「えっ?スピル―ン?なにそれ?」
普通にレンリ聞いてみたらレンリが
レンリ「ええ?!スピル―ンも知らないのに、デスピル病治そうとしてたの?!どんだけだよ、凄いよリフルっち!」
ものすごい、びっくりした顔して言った。(そんなに、やばいことしらなかったのかな?)
レンリ「スピル―ンって、言うのはシレちゃんのすべての感情が集まってる場所だよ!で、そこにボスがいるんだよ!そのボスを倒して、シレちゃんの心の傷をいやせたら成功なんだよ!」
と、レンリは熱く語る。
リフル「でも、それって適当に歩いてあるものなの?スピル―ンを探すより、ほかのみんなを探したほうが・・・・。」

リフルは、ほかのみんなを探そうというがレンリは
レンリ「大丈夫!こうゆうのは、ボス戦ちょっと前にみんな合流するもんなの!!RPGゲームの基本!それに、今は私たちが勝つってフラグがたってるから平気!」
レンリは、いつになく熱く語っている。だが、リフルは全然話についていけてない。リフルは全然わけがわからないので、とにかくレンリについてって見ることにした。

 
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