| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ヘタリア学園

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第六千五百四十八話  振り返って

第六千五百四十八話  振り返って
 大阪は広島のマジックが一になった情報を聞いて居酒屋でビールを飲みつつ泣きそうなお顔になりました。
「あと少しですわ」
「そうだよね」 
 ロシアは蒸留酒を飲みつつ大阪に応えました、この国だけはビールではなくこちらを飲んでいます。
「広島の優勝だね」
「今年もですわ」
「やっぱり土壇場で負けてきたからね」
「全くですわ」
「相手は土壇場でこそ強くなってね」
「というか何であんなに粘り強いんですか?」
「魔物君やケンタッキーのおじさんや甲子園の怨念が憑いていないからだよ」
 微笑んで言うロシアでした。
「広島にはね」
「それそこで言います?」
「だって実際阪神には憑いてるから」
 ロシアも見てドン引きしたことがあります。
「国家に憑いているレベルだからね、もう」
「何で阪神にだけ憑いてるんでっしゃろ」
 それが不思議でならない大阪でした、そのケンタッキーのおじさんの故郷道頓堀で思いました。


第六千五百四十八話   完


               2017・9・15 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧