ヘタリア学園
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第六千五百三十話 周りが強いだけで
第六千五百三十話 周りが強いだけで
トルコは日本にこう言いました。
「御前さん対外戦争は強いのばっかだけれどな」
「数では私が常に劣勢ですね」
「それは御前さんが弱いんじゃないんだぜ」
「といいますと」
「周りが強過ぎるんだよ」
そのせいでというのです。
「中国だのロシアだのアメリカだのだよな」
「植民地を持っていたイギリスさんやフランスさんもでしたね」
「おう、どれもチート国家じゃねえか」
そのせいでというのです。
「だから劣勢なのも仕方ないさ」
「モンゴルさんの時もですか」
「特にあいつは凄かっただろ」
当時世界を制覇していたと言っていい覇者でした、その強さは一番強かった時のトルコですら足元にも及びませんでした。
「だからな」
「それで、ですか」
「敵が強過ぎたんだよ」
そしてその強敵達と戦い生き抜いてきたのです、かく言う日本もチート国家の一つなのかも知れません。
第六千五百三十話 完
2017・9・6
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