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ヘタリア学園

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第六千五百十七話  もう一つの古都に

第六千五百十七話  もう一つの古都に
 皆でお話してです、妹さん達は決めました。
「よし、奈良にしよう」
「JRでも近鉄でも行けるわね」
 イタリア妹とドイツ妹が言います。
「とりあえずJRで行きましょう」
「そっちがよさそうだしね」
「近鉄は何か球団もあやめ池も桃山城も劇場もなくなりまして」
 日本妹は寂しそうなお顔になっています。
「かなり」
「京都の百貨店もなくなったのよね」
「かなりの駅前の商店街も寂れて」
「見ていて辛いです」
 尚旧近鉄バファローズファンからの反感は今も相当なものです、球界再編騒動の時の怨みは相当なものです。
「どうにも」
「だからJRで行こう」
「そうしましょう」
「かつては球団の広告が絶対にありましたが」
「あの三色のユニフォームよかったね」
「今は懐かしいわ」
 最早今は昔のことです、皆はそうした寂しさを見たくないのでJRで奈良に行きました。


第六千五百十七話   完


               2017・8・31
 
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