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ヘタリア学園

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第六千五百五話  ラビリンスの如き

第六千五百五話  ラビリンスの如き
 ロシア妹は京都駅に入ってびっくりしました、予想以上にだったのです。
「お店も人も多くて何処に何があるか」
「わかりにくいですね」
「ええと、こちらはJRで」
「JRの新幹線ですね」
「同じJRでも路線が違うのね」
「新幹線はまた別ですから」
 他の車両とは何もかもが違うのです。
「ですから」
「それでなのね」
「はい、間違えて入らない様にして下さいね」
「わかったわ」
 ロシア妹は日本妹のお話に頷きました。
「注意しておくわ」
「とにかくここは迷路です」
 日本妹も否定しません。
「京都では数少ないそうした場所なので」
「油断したら迷うわね」
「本当にそうなってしまいます」
 こうお話しつつも日本妹も実は注意しています、何度も行っているこの人ですらそうなりかねない場所なので。


第六千五百五話   完


                  2017・8・25

 
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