ヘタリア学園
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第六千四百九十七話 大混乱の最中で
第六千四百九十七話 大混乱の最中で
ドイツ妹は銀閣寺を見つつ思うことがありました、その思うことについて日本妹にお話しました。
「建てられた時は大変だったわね」
「はい、応仁の乱からです」
「戦国時代に突入していたわね」
「そうした時代でした」
日本の歴史上最も激しい戦争が続いた時代でした。
「都も焼け野原になりました」
「つまりこの京都も」
「そうした時代でした」
「その中で建てられたのね」
「そうでした、あの時は大変でした」
その時のことを思い出しつつお話する日本妹です。
「実際に」
「そうだったのね」
「はい、ただ戦国時代は悪い時代ではなかったです」
確かに戦は多かったですが。
「戦をしても町も田畑も人もそれ程被害を受けなかったので」
「戦見物が出来た位だったから」
かえって人口が増えたりもしました、実は日本妹も戦国時代には悪い印象がありません。凄い時代だったにしても。
第六千四百九十七話 完
2017・8・20
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