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ヘタリア学園

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第六千四百九十三話  奈良のお話ですが

第六千四百九十三話  奈良のお話ですが
 ドイツ妹はバスの中でその京都での韓国の歴史について紹介されているものを見て言いました。
「こうしたことばかりね」
「何といいますか」
 日本妹は微妙なお顔で応えました。
「こちらの方々は」
「平安や室町の文化はあまり」
「はい、韓国さんの影響はないですが」
「源氏物語の占い師さんはいたけれど」
「あくまで端役ですし」
 何かあちらで色々あって亡命したのではという説もあります、日本に来ていた理由としては。
「むしろ奈良や飛鳥の方が」
「あの頃はむしろ唐ね」
 ドイツ妹はここで中国妹を見ました。
「そうなるわね」
「はい、ただ奈良で」
「東大寺ね」
「またです」
 落書きが発見されました、非常に迷惑なことに。


第六千四百九十三話   完


                 2017・8・18
 
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