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FAIRY TAIL ー唯一の滅竜魔導士ー

作者:叶愛
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妖精の逆襲

 
前書き
読みづらい、分かりづらい所あるかも知れません。
ご了承ください…!
では、本編へ!
(他の作品も進めねば…) 

 
「妖精の尻尾じゃぁぁぁぁぁぁ!」

俺達は、マスターの宣誓と同時にファントムに乗り込んだ。

各々が魔法を解放し次から次へと倒していく。

「調子に乗るな、妖精の尻尾がー!」

俺に複数の敵がかかってくるが、俺はそれを吹き飛ばす。

「邪魔だ、俺の前に立ってんじゃねぇーぞ。」

「ひっ……!」

「さっさと失せろ……黒竜の咆哮!」

「い、嫌だ…死にたく……!?」

「何もかも壊してやるよ。」

俺は笑顔で目の前の奴らに話してから、一気に殺意を剥き出す。

魔法で闇を右手に集め、物体化させる。

暗黒剣(フリュシオ)。」

「あ、相手は1人だ、やっちまえ!」

「貴様らに断罪の鎖を……暗黒剣闇帝翔破(フリュシオアーケイド)。」

剣を上へと伸ばし、何も無い空間から黒色の球体を出す。

そして、言葉を放った瞬間に下へと振り下ろし球体を奴らにぶつける。

「ぐはぁっ……!」

「ワシが最上階にいるジョゼを止めてくる。」

「お気をつけて。」

俺の隣でエルザがマスターを送り出す。

「アルマ!」

「分かってる。」

俺は剣を横に一振し、マスターの道を作る。

暗黒剣黒炎烈槍陣(フリュシオダークインフェルノ)!」

『ギヒッ』

「エルザ!」

俺は上から殺気に反応し、隣にいたエルザを突き飛ばす。

先程エルザのいた部分に鉄槌が落ちてくる。

「黒竜!」

「あの時のお前かー!」

俺はギリッと音がしそうな程に歯を食いしばり、暗黒剣で切りつけていく。

「『俺はお前を"殺す"!』」

アルマはあまりの殺気と速度で、残像を残すかのように目の色が線となる。

だが、ある一瞬に上から誰かが落ちてくる。

それに気付いたナツは落ちてきた人を支える。

「じっちゃん…!?」

「マスター!?全員、引け!」

エルザは状況が悪いと判断し、全員に撤退命令を下す。

「アルマ、撤退だ……!」

「お前との勝負はお預けのようだなァ黒竜!」

「……っ!」

俺は暗闇を作り出し、その場を撤退する。

「……次こそ壊す。」

ギルドメンバーに聞こえないよう、呟いた。












撤退後、すぐさまマスターをポリューシカさんの所に連れていき手当をしてもらった。

ナツが遅れてルーシィと戻ってきた。

理由を聞くと、ルーシィはエレメント4に捕まり幽閉されていたという話をナツが聞き助けたらしい。

それを聞いた皆はもう我慢の限界だった。

俺達はギルドに集まっている。

そして、ミラが何とかしようとあちこちに散らばっているS級魔導士に通信用ラクリマで呼びかけていた。

「お願い、ラクサス。」

『何で俺がクソジジイ達を助けなきゃ行けねぇんだよ、尻拭いなんかごめんだな。』

「ミストガンは音信不通、ギルダーツも100年クエスト中で頼めるのが貴方しかいないのよ…」

『知らねぇよ、つかお前らが弱いのが行けねぇんだろ。勝手にやっててくれ。』

「ちょ、ラクサス…!仲間が狙われてるの…!」

『仲間だぁ?』

「ルーシィよ…」

『あぁ、あの乳デケェ女か。俺の女になるなら助けてやってもいいぜ!それから、クソジジイにはさっさとマスターの座を降りろって言っとけ!』

「……っ、貴方ね…!」

「とりあえず、お前脱いでみれば?俺は以外とそういうのは弱いん……」

パリン…

ミラが我慢の限界だったのか、ラクリマを破壊した。

「信じられない…あんな人が妖精の尻尾の一員だなんて、いいわ、次は私も戦う!」

「な、何言ってるのよ!今のアンタじゃ…!」

「分かってるわ、それでも…!」

「いくら"元S級魔導士"でもね…」

俺は飲み物を手に取る前に、ミラの頭にぽんと手を置いた。

「アルマ…」

「ミラの気持ちもよく分かるよ、でも今ミラが無理をしても意味が無い。他のS級魔導士に連絡してみてくれ。」

「……うん。」

──さて、こっちのS級魔導士が2人か…

俺は飲み物が入っているガラスコップを持ちながら考える。

「ごめんね…私が家に帰れば済むことなのに…」

何でもファントムの奴らはルーシィを家に無理矢理でも連れてこいとルーシィの父親に言われて幽閉したとのこと。

ルーシィは世間で言うところのお嬢様だからだそうだ。

俺は飲み物を持ちながらも、しっかりとルーシィに聞こえる声で言った。

「帰りたくない場所に帰る必要は無いと思う。」

「え…?」

「例え、そこが本当の家族がいる家でも"ここに居たい"と思えない場所に居続ける理由はあるか?」

「でも………。」

「俺達の事は気にしなくていいさ、ただルーシィ。君は何処に今もこれからも居続けたいんだい?」

俺の問に我に返ったのか、ルーシィはハッキリと涙目で言った。

「ここに…フェアリーテイルに居たい…!」

「なら、やる事は決まりだな!」

ナツが拳と拳を合わせてルーシィに笑顔を向けて言った。

──俺も準備しないとな…

カランと音を立てて、氷が傾いた瞬間揺れが生じた。

「な、なんだ!?」

「まさか…!」

俺はテーブルに飲み物を起き、外に出た。

「来やがったか、幽鬼の支配者…!」 
 

 
後書き
次回で幽鬼の支配者編は終わりです!
次は六魔将軍編?、どうしよう考えてなかった…
な、何とかなります!はい!
では、また次回!

☆途中で、残像が目の色の線となる。という表現がありますが分かりづらいので追記しておきます。
黒子のバスケのゾーンに入った時の目だと思ってください。
表し方が分かりづらい事、大変申し訳ありませんでした。 
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