オズのジュリア=ジャム
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第三幕その三
「パン、チキンナゲットにポテトサラダとメロンよ」
「あっ、いいね」
モジャボロはそのメニューを聞いて笑顔になりました。
「じゃあ今からね」
「ええ、お家に入って食べましょう」
「それじゃあね」
モジャボロが応えてでした、そのうえで。
皆でお家に入って将軍が作ったポテトサラダにチキンナゲットとビーフシチューにパンそしてデザートのメロンも食べてでした。
食べられる人達は皆お腹一杯になりました、将軍は皆が食べ終わったところで笑顔で言うのでした。
「さて、お腹一杯になったからね」
「はい、これからの旅もですね」
「油断せずに進みながら」
「そうしてですね」
「行くのよ、貴方達もね」
五人ににこりと笑って言うのでした。
「いいわね」
「はい、そうします」
「美味しいものをお腹一杯食べましたし」
「それじゃあ」
「やっぱり美味しいものをお腹一杯食べることがね」
まさにこのことこそがというのです。
「大事なのよ」
「そうですよね」
「やっぱりそういうのを食べてこそですよね」
「冒険も出来ますね」
「そこからですよね」
「何といっても」
「そう、だから今からも行くのよ」
暖かく送り出す言葉でした。
「これからね」
「そうさせてもらいます」
「是非」
笑顔で応えた五人でした、そして将軍とご主人と笑顔で手を振り合ってまた会う時のことを楽しみにするのでした。
そのうえで皆は先に先に進みますがティータイムを終えてさらに進んで五時位になるとです。道の真ん中にでした。
大きな幹が転がっていました、ジュリアはそれを見て言いました。
「これはね」
「うん、近くの木が倒れたんだね」
木樵は道の左右を見ました、森は道のすぐ左右にあります。
「そうだね」
「そうね、じゃあ」
「うん、これをどけないとね」
木樵はすぐに解決案を出しました。
「僕の斧でどけるよ」
「あっ、ちょっといい?」
けれど、でした。ここでジュリアは斧を構えだした木樵に言いました。
「木を切ってどけるのはいいけれど」
「どうしたのかな」
「ええ、確かこの木のすぐ向こうは谷だったわね」
「あっ、そうだね」
ジュリアは地図を取り出して現在地をチェックしましたが確かにそうでした。木樵も地図を見て頷きました。
「谷には橋がかけられているけれど」
「こうした場合はね」
「うん、トラブルは続くから」
「だからその橋が」
「落ちていたりするから」
「この木はただどけるのじゃなくて」
それだけでなくというのだ。
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