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ヘタリア学園

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第六千四百三十五話  鱧がいい

第六千四百三十五話  鱧がいい
 アメリカ妹は鱧を食べて唸りました。
「何時食べてもいいね、鱧は」
「他のお魚とは違うあるよ」
 中国妹も舌鼓を打っています。
「日本の関西に来たら鱧を食べないと駄目ある」
「来たって気がしないね」
「鱧は関東では食べないですが」
 日本妹もこうお話します。
「美味しいお魚ですよね」
「このお魚は欧州にはありませんし」
「余計にいいよね」
 フランス妹とイタリア妹はそれぞれのお顔で笑っています。
「外見は怖いけれどさ」
「上品であっさりとした美味しさがあります」
「はい、夏の関西は鱧です」
 日本妹は言い切りました。
「何しろ祇園祭は鱧祭りともいいますし」
「鱧を食べるからですね」
 ロシア妹も微笑んでいます、誰が食べても美味しいのが鱧です。小骨が多くて調理は難しいですが。


第六千四百三十五話   完


                  2017・7・20
 
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