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ヘタリア学園

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第六千三百九十九話  天国は

第六千三百九十九話  天国は
 妖怪博士は地獄だけでなく天国のことにも詳しいですが。
「何か天国、極楽はずら」
「あまり、ですね」
「そこにいたらいいと思うずらが」 
 ルーマニアは首を傾げさせつつ妖怪博士に応えました。
「それでもずら」
「面白味がないですね」
「そう思うずらが」
「実際にです」
 博士はルーマニアにお話しました。
「地獄の方が人気があります」
「前に話してくれた通りずらな」
「善人は極楽に行きますが」
「安泰としてのどかずらが」
「あまり面白みがありません」
「地獄と比べてずらな」
「どうしてもそうです」
 行けたら確かにいいですがスリルはありません、何故か地獄はバリエーションも実に豊富ですが天国はそうではありません。


第六千三百九十九話   完


                 2017・7・2
 
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