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ヘタリア学園

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第六千三百七十三話  貸本時代

第六千三百七十三話  貸本時代
 その妖怪のことなら古今東西に通じている妖怪博士についてです、ルーマニアはあらためて聞きました。
「漫画にも描いてきたずらな」
「はい、悪魔や神のことも」
「悪魔もずらか」
「悪魔くんという漫画で」
 文字通りです。
「最初は貸本で打ち切りになりました」
「そうだったずらか」
「後であらためて描いています」 
 だから幾つもの版がある作品でもあります。
「鬼太郎もですが」
「貸本って何時の話ずら?」
「昭和にして二十年代の末です」
「物凄い昔ずらな」
 ルーマニアが共産主義になって少し経った頃です。
「その頃の作品ずらか」
「その時から描いていました」
 そうだったというのです、この人が漫画を描いていた期間はとんでもなく長いものだったのです。


第六千三百七十三話   完


                 2017・6・19
 
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