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八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる

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第百十二話 一族の争いその十一

「怪しい主張はやがてはです」
「消えていきます」
「論破されそして」
 消えるというのだ。
「実際に今そうなってきています」
「軍隊も否定出来ないですね」
「勿論自衛隊もです」
「そうですよね」
「そして戦前の日本や日本軍、自衛隊を否定する人達こそです」
「怪しい人達ばかりですね」
「このことはもう多くの方が承知しています」
 僕にしてもだ、正直そうした人達の主張のおかしさには首を傾げさせる。大体日本の皇室とあの共産主義でありながら世襲制で個人崇拝を強要している一族のどちらがまともか言うまでもないことだと思うのだけれど。
「妄説は消えます」
「やはては」
「そうなります」 
「そして正論が残るのですね」
「そうです、言っているその人と周りの関係を見れば」
 そうすればというのだ。
「わかりますし」
「そういえば戦前の日本軍や自衛隊を批判ばかりしている人が」
 自称軍事評論家だ、元は新聞記者で今は大学教授らしい。
「あの国に行っていたことがありました」
「そこでわかりますね」
「あの国は自分達に好意的な人しか入れないですから」
「ですから」
「そうした人ということですね」
「はい」
 畑中さんの返事は一言だった。
「まさに」
「そうした関係の人がそうしたことを言う」
「主張をする人を見れば」
「それでその主張の実態もわかったりしますね」
「左様です」
「これは自衛隊だけのことじゃないですね」
 そして軍隊についてもだ。
「何でもそうですね」
「野球でもそうです」
「ああ、巨人なんかは」
「巨人の親会社はいつも巨人を褒めていますね」
「はい」
 目下二十連敗中だ、真夏の巨人の敗北ショーだとネットでは書かれている。デイリーでは阪神が何とその巨人に三試合連続完封しかもその三試合全てに二十得点を挙げるという甲子園の観衆を沸かせる勝利を達成した。
「そうですよね、今も」
「それは巨人の親会社だからです」
「それで、ですね」
「そうしています、そして極端に民族的偏見を煽る様な記事を載せるタブロイド紙も」
 日本にもこうした新聞がある、残念なことに。
「球界再編の時は巨人のオーナーの太鼓持ちをしていました」
「そうした連中が煽ってるんですか」
「はい、愛国の名の下に」
「じゃあ最近ネットで日本が好きという人達も」
「そうした碌でもない輩も混ざっています」 
 これが現実だというのだ。
「お気をつけよ」
「あんなオーナーの太鼓持ちをしているなんて」
「まともな人達ではないですね」
「そうですよね」
 何しろ日本で最もその世襲制の共産主義の独裁者一族のトップに近いと言われている人だ。だから将軍様と言われることもある。 
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