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ヘタリア学園

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第六千三百四十一話  人間かどうかさえも

第六千三百四十一話  人間かどうかさえも
 ルーマニアは急にこんなことを言い出しました。
「何か最近妖怪が気になってるずら」
「あんた自分を振り返るのね」
 ハンガリーがそのルーマニアに横から言いました。
「そうして考えていくことはいいことよ」
「何が言いたいずらか」
「自分でわからないの?」
 つまり吸血鬼ではないかというのです。
「このことは」
「意味不明ずら」
「それならいいけれど妖怪が気になってるのね」
「その通りずら」
「だったらあれじゃない」
 ハンガリーはこうルーマニアに言いました。
「他の国に聞いてみたらいいじゃない」
「それが一番ずらか」
「それが一番勉強になるわよ」
 何だかんだでハンガリーはルーマニアの背中を押しました、かくしてルーマニアの旅がはじまりました。


第六千三百四十一話   完


                2017・6・2
 
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