ヘタリア学園
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第六千三百三十三話 お醤油も実は
第六千三百三十三話 お醤油も実は
イタリアもフランスに言います。
「フランス兄ちゃん隠し味に日本のお醤油使ってたよね」
「ブルボン朝の料理にか」
「うん、それまでは使ってなかったよね」
「あれがかなり美味いんだよ」
フランスも渋々と認めます。
「だから使ってたんだけれどな」
「そうだよね、やっぱりね」
「時代によってっていうんだな」
「お料理って変わるよ」
イタリアもこう言うのでした。
「各国でだけじゃなくてね」
「時代によってもか」
「つまり縦にも横にもね」
「何かイタリアらしくない言葉だな」
妙に学問的だからです。
「しかし結局その通りだな」
「何か引っ掛かる言い方だけれどそうだよ」
お料理は各国だけでなくそのお国でも時代によって変わります、だから変わっているからといってもどうかというのです。
第六千三百三十三話 完
2017・5・29
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