『Get down on your knees』
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『Detour』
特急に乗る。
行き先はいつも同じ。
君の居る街、僕の居た街。
再度、其処へ辿り着く迄にどれだけの回り道をしただろう。
どれだけ悲しい出来事があっただろう。
其れを君は何も知らない。
知られてはならない。
窓際の席で外を見ながら、涙を流しては拭って、何の涙か解らなくて...
其れでも涙が止まらなくて、僕は悲しくてたまらなくなる。
何処に行くの?
何故行くの?
本当に行きたいの?
心の声なんてのは曖昧で、答えなんか無いんだって思った。
本当は独りきりに成りたいんだって思った。
それでも向かう先を決めたのは弱さ故だろう...。
総てが回り道にしか過ぎないなら僕が目指してる処は何処に在るんだろうか。
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