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勇者指令ダグオンA's どっこい

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第二十四話 力抹殺大作戦3


管理局で

「んでね~聞いてよ~」

食堂ではやての話を聞かされているなのはとフェイト。

「んでね~これがまた可愛くてね~」

(眼科に行ってほしいのはやてちゃん)

そう・・・はやてが語っているのは早い話が惚気話だった。


5時間後

「う~~」

「ぐ~~」

はやての惚気話を聞かされてお腹いっぱいと言った様子のなのはとフェイト。

そして思った。

なのはは最近ユーノと遊べなくてイラっとしているのに、いつでも逢えてイチャイチャしているはやてに正直絞め殺したい衝動にかられた事もあった。最近のユーノも仕事が忙しいらしくなのはのもとに来れない・・・ユーノにオーバーワークを仕掛けているクロノを襲撃した事もあった。

フェイトに至っては年齢=彼氏居ない歴であり、決して悪いとは言わない容姿・・・なんで浮いた話がないか・・・それは美人過ぎる、魔力ランク高すぎる、エリート過ぎる・・・早い話が高嶺の花過ぎるのだ・・・本人の意思関係なく一般人の男性など地べたを這い蹲るような者・・・ナンパしようとするのは余程の愚か者しか居ない。


そして二人は全ての原因を

「「あの馬鹿男許すまじ!!」」

力にぶつけるのだった。


第二十四話 力抹殺大作戦3



全ての恨みを込め・・・・

なのはとフェイトは力を殺しに行くメンバーを集結させた。

「う~っす!影の守護者のノアだ!!」

再び現れるノア。何しに来たかというと・・・

「へっへっへ~楓~また新しい技作ったんだ・・・覚悟しろ!!」

と言ってノアが持ち出したのはボロボロになった物を繋げた楓人形。

「行くぜい!!」

楓人形を投げ飛ばすノア。すると特訓に特訓を重ねたジャンプ力で楓人形の上を取った。

「スピニングドライバー!!!」

楓人形の足をとり大回転しながらパイルドライバーをお見舞いするノア。楓人形が地面に刺さると引っこ抜き完全に力を抜けた状態にし人間の全ての急所を的確にパンチで殴りまくった。

「バスター・・・スマァァァァァッシュ!!」

楓人形の心臓部分を殴りつけるノア。すると楓人形は粉々になった。

「前に比べるとシンプルになったの・・・」

「けど一発のパンチ力は前の倍くらいだね」

「へへへ・・・スピードが死んだ分今回はパワーが上がったぜ!!覚悟しろ楓!!」

ロケットから楓の写真を見て闘争心を露にする。

「・・・問題は数だよね・・・」

「それなら」

なのはのバックにズラリと並ぶ男性局員達。

「誰だこいつら?」

「はやてのファン・・・二束三文ではやてがあの馬鹿男とあ~んなことやこ~んなことしたって嘘ついたら簡単にのった」

男性局員を詐欺にかけたフェイトだった。






「「♪~~~~~~」」

珍しく肩組んで遊んでいる力と非番のお巡りさん炎。

同じ顔が並んでいると異様だった。

その時天啓が・・・

「ん?」

「あぶね!!」

空から来る砲撃を咄嗟に回避する力と炎。二人が恐る恐る空を見上げると・・・

「・・・また着やがったよ・・・歩く砲台と死神」

半ば呆れている力。炎に至ってはパニックになっていた。

「え?な!なんなんだよ!」

なのはとフェイトは炎の顔をジーッと見た。

「・・・同じ顔が二つ・・・」

「・・・憎らしさが倍になった」

力と炎の顔を見て魔力のボルテージが上がっていくなのはとフェイト。

「・・お・おいなんなんだよこいつら・・・」

「俺の事を毎回毎回殺そうとしてるんですよ」

「おっかね~」

なのはとフェイトの事がおっかなくなって来る炎。

「さてと・・・死ぬ前になんか言う事あるの?」

なのはがレイジングハートを構えると力が叫んだ。

「なめるな!今回こっちには国家権力が居るんだぞ!!」

国家権力・大道寺炎さん。炎の後ろに隠れる力だが・・・

「だから?」

「は!」

国家権力が居ようと居まいと力を殺すためならお構いないらしい。

力と炎に向かってレイジングハートマシンガンの如くぶっ放すなのは。

そして

「力!!楓をだせえええええ!!」

力に殴りかかるノア。

「げえノア!!」

「あ!おめえ!げ!って言ったろ!!」

「ミツキさんに言うぞ!!」

「安心しろ!今日はミツキは出張だ!!」

更には管理局のはやてファンの男性局員が力と炎に一斉射撃を繰り出した。避けまくる力と炎。

「!!」

力と炎は顔を見合わせると・・・

「「逃げろ!地の果てまでも!!」」

「「「まてえええええええええええええ!!!」」」






何処かの本屋さん

「いや~今日出た新刊楽しみ~」

今日でた漫画を片手に帰ろうとする飛鳥だが・・・

ズッドーン

砲撃され持っていた漫画が灰になってしまった飛鳥。

「・・・」

原因はわかっていた。

「おう!飛鳥!いい所に!!」

「・・・・・」

毎回毎回巻き込まれる可愛そうな相棒東飛鳥さん。

「とりあえず・・・」

力と飛鳥は大きく息を吸うと・・・

「「ああ!こんなところに腐った饅頭が「え!どこ!」確保!!」」

「ふぎゅ!」

変な物に釣られてしまった三代目ダグオン南楓。

「お~いノア!楓呼んだぞ~受けとれ!!」

「うぎゃあああああああああああ!!」

ノアの下に投げ飛ばされる楓。

「・・・楓お前の犠牲は無駄にしないから成仏しろ・・・」

「ナンマイダナンマイダ」

「死んでませんって!!」

楓の悲鳴も虚しく手を合わせる力と飛鳥。

「ファイヤーストラトス!!」

炎がダグコマンダーでファイヤーストラトスを呼ぶと炎、力、飛鳥は乗り込む楓を見捨てていくのだった。

「あの・・・ノアちゃん?」

「楓~おめえのせいであたいミツキにひでえ目にあったんだぞ・・・」

「ノアちゃん?」

「食らえスピニングドライバー!!」

「うぎゃああああああ!!!」

楓の足をとり大回転しながらパイルドライバーをお見舞いするノア。楓が地面に刺さると引っこ抜き完全に力を抜けた状態にし人間の全ての急所を的確にパンチで殴りまくった。

「バスター・・・スマァァァァァッシュ!!」

楓の心臓部分を殴りつけるノア。

「うぐ・・・あは・・・」

悶絶する楓。

「くっそ!!やっぱり一発じゃ無理か!!」

「殺される!!雷さん!!」

楓の叫びに飛来する宇宙警察機構刑事・宇津美雷。どうやら楓の友達勇者の一人のようだ。

「あれ?楓さんどうしたんですか?」

「雷さん助けて!!」

「へ?」

「行くぜえええええええ!!」

楓と雷に襲い掛かるノアだった。


一方

ファイヤーストラトスでなのはとフェイトはやてファン達に攻撃されながら逃げ回る力達。

「おい!あいつ等普通じゃねえぞ!!」

流石の炎も驚いている。

「お前何やったの!?」

「知りませんよ!怨まれる事なんてやりつくしているから一々覚えていません!!」

「あ~こいつは人に怨まれるような人間だからね~」

飛鳥のとどめにゾーっとなる炎。とりあえずファイヤーストラトスを加速させる。

だが

「うっひゃ~」

ファイヤーストラトスを撃墜しようとするなのは。正直言ってなのは達がやる事の方が被害が凄いです。

「逃げないでよ!消し炭に出来ないじゃない!!」

空から物凄いことをほざくなのは。

現代森林地帯を逃げ回っていた。

「そうだ!止めろ!!」

力達はファイヤーストラトスを乗り捨て近くの森に逃げ込んだ。

「うああああああああああ!!」

力、飛鳥、炎は森の中を逃げ回る。

「くそこうなったら・・・竜!!」

炎が叫ぶとなのはとフェイトに向かって手裏剣が飛んできた。

「な!」

「嘘!!」

手裏剣は正確になのはとフェイトのデバイスを打ち落とした。なのはとフェイトがデバイスを拾っている内に力達は逃げた。


木の上で

「・・・何か知らないが・・・これで良いのか?」

森林警備員・刃柴竜が力達を援護してそのまま去った。




再び町に逃げる力達。

そして
逃げている道で大きな研究所のようなものがあった。

「おい!ここに逃げるぞ知り合いの研究所だ!」

「「は・はい!」」

力達は『風祭生物研究所』という場所を訪れた。

「あれ?炎じゃないですか?あ!あなたは二代目の」

研究所の責任者・生物学者・風祭翼が力達を迎え入れた。

「翼!今追われてんだ!頼むぜ!」

「え?ちょっと炎!!」

力達が奥を逃げようとしたその時。

「逃げるな!殺せないじゃない!!」

「悪魔め覚悟!!!」

なのはとフェイトが翼の研究所で暴れようとしていたその時。

「はぁ~しょうがないですね・・・」

ガチャンとレバーを引く翼すると研究所の警備システムが作動しなのはとフェイトを足止めした。



「今度はここに行くぞ!!」

「「ええ!!」」

今度はスポーツジムに入ると・・・

「お?炎じゃねえか?どうした?」

「森!!」

スポーツインストラクター・沢邑森が力達を迎え入れると・・・

「まあてええ!!」

翼のところでボロボロにされたなのはとフェイトが力達を襲撃しようとするが・・・

『うおおおおおおおおおおおおおおお!!』

管理局のはやてファンが襲撃してきた。

「あ~あ・・・またムサイ男ばっかり着やがって・・・」

はやてファンの一人に足をかける森。

「へっへ~女の子には手は出さねえけど・・・野郎には容赦しねえぜ!!」

森に襲い掛かるはやてファン。

「あとドンだけ逃げればいいんじゃ!?」

いい加減炎も逃げるのがウンザリしてきた様子である。

「おう!炎ではないか?ん?おお飛鳥!」

「激さん!」

「激!!」

トラックに乗って現れる酒屋さん黒岩激。

「激!ちょうど良かった!乗せてくれよ!」

「はぁ?おぬし等トラックの荷台に人は乗せちゃいかんのじゃぞ」

「激さん!あたしに免じて!!」

お得意さんの飛鳥の頼みでは断れない激。

「逃がさないの!」

「死ねええええ!!」

「なんじゃなんじゃなんじゃ!!」

激の運転するトラックを追撃するなのはとフェイト。そして地の果てまで走るとどっかの有名な砂丘まで来た。

トラックがエンコしてしまう。

「どうするんじゃ!?あのおっかない娘達相手にしておれんぞ!!」

「う~ん迎え撃つしかないの?」

力、飛鳥、炎、激は決意した。

なのはたちが来るまで後数分。

その時

「・・・お前に貸しを作っておくのも悪くない」

何処からともなく竜が現れ・・・

「あの二人の凶悪生物は興味をそそられますね」

翼が助っ人に現れ・・・

「全く女の子の扱いがなってねえな~」

森が駆けつけ・・・

「助けて~ノアちゃんに殺される~」

「ヘルプ~」

楓と雷も駆けつけた。そして全員がダグコマンダーを構えた。

「トライダグオン!」

力がダグコマンダーを起動させると水色のダグテクターが装着されフルフェイスのマスクで覆われる。

「ブレイブリキ!!」

「トライダグオン!」

飛鳥がダグコマンダーを起動させると紅のダグテクターが装着されフルフェイスのマスクで覆われる。

「ウィザーアスカ!」

「トライダグオン!!」

楓がダグコマンダーを起動させると翡翠色のダグテクターが装着されフルフェイスのマスクで覆われる。

「ストームカエデ!!」

「トライダグオン!」

炎がダグコマンダーを起動させると赤いダグテクターが装着されフルフェイスのマスクで覆われる。

「ファイヤー・・・エン!!」

「トライダグオン!」

森がダグコマンダーを起動させると緑のダグテクターが装着されフルフェイスのマスクで覆われる。

「アーマー・・・シン!!」

「トライダグオン!」

翼がダグコマンダーを起動させると銀色のダグテクターが装着されフルフェイスのマスクで覆われる。

「ウイングヨク!!」

「トライダグオン!」

竜がダグコマンダーを起動させると紫のダグテクターが装着されフルフェイスのマスクで覆われる。

「シャドー・・・リュウ!!」

「トライダグオン!」

激がダグコマンダーを起動させると黒いダグテクターが装着されフルフェイスのマスクで覆われる。

「ドリルゥゥゥゲキ!!」

「トライダグオン!」

雷がダグコマンダーを起動させると黄色のダグテクターが装着されフルフェイスのマスクで覆われる。

「サンダー・・・ライ!!」

約一名を除き初代、二代目、三代目ダグオンが集結した。

「うおおおおおお!!」

楓を倒すためにノアが駆け付け・・・

「ち!ダグオンになりやがったの!!」

「今回は数が多い・・・」

なのは、フェイト、そしてはやてファンが集結し両者全面戦争開始・・・
その時だった。



「トライダグオン!!」

海がダグコマンダーを起動させると青いダグテクターが装着されフルフェイスのマスクで覆われる。

「タァァァボ!!カイ!!」

山海高校教師・生活指導の広瀬海がなのはとフェイトの首根っこを掴み取った。

「な!なにするの!!」

「はなせ!!」

「ええい黙れ!!」

「「ビク!!」」

海の怒声にギョッとするなのはとフェイト。

「・・・平和な管理局の風紀を乱し・・・悪に手を染める虫けらどもめ!!」

「な!」

「虫けら?」

虫けら呼ばわりされた事が気に入らないようだったが、元鬼の風紀院長の剣幕に押されてしまう。

「貴様らこの私が徹底的に指導してやる!!」

「「な!余計なお世話」」

「Don‘t say four or five!!」

本家四の五の言うなに黙って海に連行されてしまうなのはとフェイト。

そして

「うっしゃ!!こんな美味しいシチュエーション!!はやくおw「ノア~」ビク!!」

ノアが振り返るとメガネを光らせ黒化したミツキが立っていた。

「んもう~こんなところまで着ちゃうなんて~それに新技ね~何なら私が徹底的に指導してあげようか?」

「え?出張中じゃ・・・ちょっと!話せば分かるって!!うひゃあああああああああああ!!!」

ミツキに首根っこつかまれ連行されるノア。

そしてそそくさと逃げようとする管理局員。

だが

「さぁ皆さんお話しましょうか?」

八神組会長ノルウェールに睨まれるはやてファンはそのまま連行された。

そして


その時邪神が舞い降りた


「さぁ~力君~どういうことや?」

「・・・・・・・・」

既に言い訳が無用といわんばかりに手を上げる力。

「潔ええなあ~覚悟はええ?」

リミットブレイク発動

「え?何リミットブレイクって?」

炎の質問に力が答えた。

「説明しようリミットブレイクとは八神はやてに秘められた全魔力が感情の高まりとともに頂点を振り切った時に発動し身体能力を限界なしで増大させる恐ろしい現象である!!」

「せつめいおわったか~りきくん~かくごはいい?(超低音)」

手加減のての字もないはやて。

「これがお仕置八神スペシャル!!豪華特盛フルコース!インフィニティじゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」

この後各々がどういう運命で終わったかはご想像にお任せします。

そしてそれを見たダグオン全員がはやてには逆らわない方が言いと感じたようだ。



その後管理局には海が出入りするようになり徹底した風紀委員ぶりを披露したという。


 
 

 
後書き

はやて
「本日!力君の誕生日や!今日くらいはプレゼント買うたろう?・・・ていうか・・・あの男は何か欲しい物あった?」

新次郎
「いや~兄ちゃん物は強請らないタイプだから」

はやて
「ここは趣味の物でも買うたるか・・・ていうかあの男趣味あったっけ?」

ことは
「・・・唯一の趣味は野球」


次回!勇者指令ダグオンA’s どっこい 力の誕生日


はやて
「よっしゃ!こうなったら材料探しに蒼獅子島へゴー!」



 
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