ワンピース 東の海の2人の悪ガキ
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1話 重大発表
ジン「父さん!俺海賊になりたい!」
ヤマト「ぶうぅぅぅぅ」
ヤマトは飲んでいたスープを吐き出した
ジン「汚ねぇ…」
ヤマトは布巾で机を拭きながら言った
ヤマト「突然何を言うのかと思ったらそんな事かよ」
ジン「それでいいのか!?海賊になって!」
ヤマト「別にダメとか言う気はねえけどよ 今は駄目だ」
ジン「えぇぇぇ なんでー」
ヤマト「海は怖いんだぜー いつ何が起きるかわかんねえ 今のお前が海に出たら一瞬でお陀仏だ」
ヤマトは怖い話をするような顔で言った
ジン「そうかなー…」
ジンは悲しそうに言った
ヤマト「それでもなりたいんだったら 明日から俺と特訓だな」
ジン「え!?いいの!?」
ヤマト「いいも何も俺はお前の義理とは言えどお前の父親だ お前が死なないように俺が特訓を付けてやる」
ジン「ほんとに!?やったーーーー!」
ヤマト「そんなに大声を出すな 10年間の特訓だ 今お前が7才だから17になったら海に出てもいいぞ」
ジン「10年間かー」
ジンの目は星のようにキラキラしていた
だがジンはこれから起こる事に後悔するのであった…
〜〜〜〜〜
2年たったある日
ジンは親父の提案で走らされていた
その提案とは
ヤマト「こんな蒸し暑いなか走ったら体力が付くんだ だから今から10周走ってこい!」
ジン「ちょい待てよ! 今寝起きだから!水ぐらい飲ませろって!」
ヤマト「んなもん知るかー!さっさと10周走ってこい!話はそれからだ」
〜〜〜〜〜
ジン「マジでふざけんじゃねえよ あのクソ親父 こんなに走らせて飲みもんの一つもくれねえなんて」
そしてジンは10周走り
ジン「はぁぁ 疲れたーー あれ親父は?トイレか?」
ジンは机をパッと見た
ジン「何だこの変な形の果物」
突然周りを見渡した
喉がカラカラで一刻も早く何か口に入れたかったのでジンは黙ってその果実を食べることにした
ジン「食っても…バレねえよな」
パクッ
ジン「まっず〜〜〜〜〜〜〜〜」
ヤマト「何だ何だ?」
ヤマト「お前それ食ったのか!!??」
ジン「お前だってお前ここにいねえんだもん」
ヤマト「お前それはな!悪魔の実っていう 海から嫌われる果実だ!」
ジン「別に嫌われてもいいじゃねえか」
ヤマト「お前なそれを食ったら 一生海から嫌われる!すなわち一生泳げねえカナヅチになるんだ!!」
ジン「はあぁぁぁぁ!!!」
ヤマト「ここに置くんじゃなかった」
ヤマトは呆れたように言った
ヤマト「けどなそいつを食ったんだったら能力が宿るはずだ」
ジン「能力?」
ジンが立ち上がった瞬間周りにあった木が大きく揺れた
ヤマト ジン「え?」
ヤマト「お、お前まさか…フォレフォレの実食べたのか!?」
ジン「いや知らねえよ!そこに置いてあるから食っただけだし!」
ヤマト「てかお前今気づいたけど何勝手に人のモン食ってんだ!罰としてもう5周走ってこい!」
ジン「は~?????マジで意味わかんねえよ!」
ヤマト「とにかく行ってこい!」
ヤマトは押し出す形でジンを走らせた
〜〜〜〜〜
それから8年後
ヤマト「最後に1戦やったがまだまだ俺には適わねえな」
ヤマトは笑いながら言った
ジン「あんたに適うわけねえって…今までありがとよ 修行を付けてくれてよ」
ジンは初めてヤマトにちゃんと礼を言った
ヤマト「お前の船出だ、こいつをやるよ」
ヤマトは木刀を投げてジンに渡した
ジン「これなんだ?」
ヤマト「木刀だ」
ジン「いやそれはわかるけど どういう刀何だって話だ」
ヤマト「樹刀って言ってな木刀何だが切れ味も良くて尚且つ打撃も与えられるって代物だ なんの素材で作られたかわからねえが、俺が10年以上も使ってるがこれが全く傷一つも付かねえんだよな」
ジン「へー そんなもんを俺にくれてもいいのか?」
ヤマト「別に俺はもうそんなの使わねえし」
ジン「じゃあ ありがたく使わせてもらうよ」
ヤマト「そろそろ行け お前海が怖くなったーって言って帰ってきても家に入れてやんねえからな」
ヤマトは小馬鹿にしたような表情で言った
ジン「あーったよ それじゃあな! 親父ー」
ジンは満面の笑みでヤマトに言った
ヤマト「おう!元気にやってこいよ!」
1方別の所では
ルフィ「海賊王に俺はなる!!」
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