ヘタリア学園
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第六千二百四十七話 バチカンは
第六千二百四十七話 バチカンは
バチカンの人はイタリアに穏やかな口調でお話しました。
「厳しいのはユダヤ教でして」
「キリスト教ではだよね」
「あそこまでは厳しくありません」
こうお話するのでした。
「食事の制限もありませんね」
「うん、牛乳とチーズを一緒に食べてもいいしね」
「鰻も食べられます」
スペインなんかは大好きです。
「そうしたことは全く違います」
「だからちょっとやそっと駄目なことをしてもなんだ」
「あそこまでの厳罰はありません」
「欧州とじゃ風土が違うしね」
「あの時のヘブライとその周辺はそれだけ大変だったのです」
気候も土地も周辺民族との関係もです。
「ですからご安心を」
「うん、俺も安心して信仰を続けられるよ」
あそこまでの厳罰がないのならです、イタリアも実際に安心してそのうえでキリスト教を信仰するのでした。
第六千二百四十七話 完
2017・4・20
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