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ヘタリア学園

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第六千二百三十三話  言葉が幾つもある理由

第六千二百三十三話  言葉が幾つもある理由
 イタリアは世界の言葉がそれぞれである理由についてローマ祖父ちゃんにこんなことを言われていました。
「俺は途中から信仰したけれどな」
「キリスト教だね」
「ああ、聖書にある話だとな」
 ローマ祖父ちゃんはまだ小さいイタリアにお話しました。
「人間が神様のいる天界に行こうって思ってな」
「それでなんだね」
「そこまで届く塔を造ろうとしたんだよ」
「天界まで?」
「ああ、そうなんだよ」
「それって凄く高くない?」
 イタリアはそのお話を聞いて塔の高さに思いました。
「どれだけ高いのかな」
「その途方もない塔を建てたんだよ」
「そんな塔祖父ちゃんでも建てられないよね」
「無理だったな、それを俺が生まれたさらに前に建てようとしたんだ」
 もう遥か昔とされるお話です、聖書にあるお話の中でも最も有名なお話の一つです。ただし言語がそれぞれ違う理由は既にわかっています。


第六千二百三十三話   完


                 2017・4・13
 
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