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機動戦士インフィニット・ストラトスF91

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人間だけを殺す機械




「お母様...お姉さまが脱走しましたわ。」

目の前には顔を隠した母親がいる。

「そう、まぁ...いいわ。フロンティア1にバグを投入します。私も沖に出ますわ、アンジェは島内に突入しなさい。」

「承知いたしましたわ。」
















シーアークは、フロンティア1の港の端に停泊している。

「シーブック君、整備は終わったのかしら?」

「えぇ、セシリーも俺もシールドエネルギーは満タンにしてあります。」

「そう、では少尉とセシリアさんを呼んできてください。作戦会議をします。」







「では、作戦会議を始めます。」

「は~い質問!」

「何ですか、少尉?」

「投降してきたあのクソリア充はどうすんの~」

ローラさんのテンションがおかしいのはいつもだけど、昨日からは特にひどい。あの初陣から3日後、クロスボーンのパワードスーツが投降してきた。

しかもパイロットはエースパイロットのザビーネ・シャルとアンナマリーさんだ。

二人はリィズの面倒も見てくれるいい人たちなんだけど...

「あの二人も次の作戦には出てもらいます。今回は、偵察だけ。その後出てもらいます。」

「「「了解...」」」







「シーブック...!」

「何だい?」

「私たち...生きて元の生活に戻れますわよね?」

「....あぁ!戻れるさ!」

「二人とも、目の前のことから考えなさいよ。」

「もちろんですわ、ねぇシーブック?」

「あぁ。」頷く。


{少尉!カタパルトへ!}

{了解。}

「シーブック、セシリアも!}

{{了解!}}






港から発信して、今は中心街に向かっている。

{静かね...街の方も静けさがするわ。}

オープン回線からローラさんの声が聞こえてくる。

{人の気配もしないなんて不思議ですわね。}

{IS部隊!緊急事態です。クロスボーン軍がフロンティア1に虐殺兵器を投入しました。即座に見てきてください。}

{了解}

代表でローラさんが答える。

{シーブック、セシリア!私が先陣をきるわ!ついてきなさい!}

{了解!}{分かりましたわ!}






来たッ?!何だこの円盤....刃が回っている。

{バグ?何故ここに!}

{セシリー、一体何なんだ、これは!}

{分からないですわ、クロスボーンだって一つではないですの!}

セシリーが、ビットを放ち、瞬く間に4つ落とした。

{ローラさん?!迂闊です!}


{だって、街が焼かれているのよ?!この!この!}

{ローラさん、もっと動いて!}

{逃げてくださいましーッ!}

{人間だけを殺す機械なの?!イャアァァァぁァァアアァぁ}

{ローラさん!?}

{少尉?!} 
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