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fairyLOVEstory

作者:寒元毬藻
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第9章 寿司戦争

今日はマチルとゴリ山の寿司屋に行くことにした。
「ラッシャイ!」
僕らが寿司屋に入ったとたん威勢の良い声が響き渡った。僕達が席につくとゴリ山がいきなり、
「ヘイ!キャビア!」
「いや、まだ何も言ってない・・・」
そのとき、ゴリ山の父親が
「今日の客はいいねー。」って言った。マチルはキャビアを知らなかったらしく
「キャビアってどんなお寿司?」と、問いかけた。そしたらゴリ山が
「黒いプチプチのお寿司なんだ。ちなみにサメの卵だよ。」っと答えた。マチルは
「ありがとう♥平ノ助くんってやさしいのね♥」とお礼を言った。俺は、
「平ノ助がやさしい!?」と、驚いてしまった。そしたら、ゴリ山が
「そうさ~この世一優しい男さ!」って言い出した。とてつもなく変だった。
それから、キャビアはマチルのもとにやってきた。マチルはキャビアを食べた。そしたら、気に入ったらしく、
「これ、おいし~あと、10皿お願い。」
と、とんでもないことを言った。こんなことし続けたら全財産がなくなってしまう。そんなことだけを考えていた。
「今日の客は気前がいいなぁ」
「アー!父上!」
とゴリ山親子が話しているとき、他の客はいっせいにキャビアを頼みだした。そのため、マチルのもとにキャビアがくるのが遅くなってしまった。マチルは怒り、他の客を皆、サメにしてしまった。そんな大変なときに、ゴリ山親子は喜びあい、他の客だったサメをさばきだした。マチルはそれら全てを食した。
「もちろんお金は・・・」と俺が言ったとき。ゴリ山が、
「ただだ」と言った。俺が驚くと
「いつでも来いよ!蝶々ちゃん。」と言葉を残した。ゴリ山のおかげで全財産がなくなることなく無事に家に帰ることができた。ゴリ山はその後父に怒られた。ゴリ山は、
「父上、お年玉からぬいていいです。」と、言ったとき父は、
「事情があるんだろ。」と言って許してくれたのだった。 
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