ヘタリア学園
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第六千百六十一話 まさかの五連敗
第六千百六十一話 まさかの五連敗
キューバは日本で予選を戦うことになっています、勿論この国は優勝候補の一角なのですがどうにもです。
「五連敗やなあ」
「おい、あの西武ってチームに負けたの観たけどな」
親分のスペインがそのキューバのところに急いで来て言ってきました。
「御前調子悪いんか?」
「そんなつもりはないけどな」
「ほな本番にやな」
「ああ、調子出していくわ」
「まあ練習試合は練習試合や」
この辺りスペインもわかっています。
「本番頑張るんや」
「日本もおるしな」
「あいつは野球の方が強いしな」
サッカーと比べるとです。
「用心してかかるんや」
「最初の大会での決勝で負けてるしな」
「あの試合はええ勝負やったけどな」
得点差に見えないものがありました。
「けれど勝たなな」
「ああ、本番はな」
勝負の世界だからこそです、キューバは五連敗にもめげないことにして本番に挑むのでした。
第六千百六十一話 完
2017・3・6
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