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もう一人の劣等生

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追憶2

三人で別荘に帰ってきた。
深雪が怯えていたので穂波さんが理由を達也に聞いていた。
深雪は穂波さんと話しているうちに落ち着いてきたようだ。
俺と深雪は今晩パーティーに招待されている、招待主は黒羽貢(くろばみつぐ)俺の叔父に当たる人物だ。
深雪は憂鬱そうだあまり行きたくは無いらしい。


****

パーティー会場

俺と深雪は会場に到着した、もちろん達也も護衛として来ている。
『良く来てくれたね刃更くん、深雪ちゃん』
「叔父さん今日はお招きありがとうございます」『ありがとうございます』
いつも貢叔父さんは達也をいない者の様にあつかう。
達也は壁際で控えている、俺と深雪は貢叔父さんに連れられ会場の中央に向かう。
中央にはハトコの亜夜子(あやこ)文弥(ふみや)がいる。
『刃更兄様、深雪姉さんこんばんは』
『亜夜子さん文弥くん、お元気』
『深雪姉さんお久しぶりです』と文弥。
『お兄様もお変わり無いようで』と亜夜子。
「ああ、亜夜子に文弥久しぶり元気か」
相変わらず深雪は、亜夜子が苦手みたいだ。
『刃更兄様、ところで達也兄さんはどちらにいらっしゃるのですか』
亜夜子と文弥は達也の事を慕っているらしい。
「あそこの、壁際にいるぞ」
二人がそちらを見る。
『達也兄さん!」
二人が達也を見つけて、壁際に移動する。
三人で楽しそうに話している、そんな光景を貢叔父さんは不機嫌そうに見ていた。
そんな時間もあっというまに終わり別荘にと帰った。

*****

翌朝、達也の早朝トレーニングに付き合った。
二人で組み手を行う、なんか視線を感じる二階の窓を見ると深雪が覗いていた。
少しして組み手を終了して、演武を行った。

朝食が終わり深雪にビーチに誘われた。
『刃更さんよろしければビーチに行きませんか』
「ああいいぞ」深雪の水着姿かいいな!

ビーチでは深雪が眠っている、俺も隣で寝てた。
二時間ほど眠っていたようだ。
少しして別荘に帰った。

午後からはクルーザーで沖に出る予定だ。
みんなでクルーザーに乗り込み沖えと出た、しばらくは何事も無く順調だった。

いきなり船員達が慌ただしく動き出した、見ると沖には潜水艦がいた。
何かが近づいてくる、どうやら魚雷のようだ見ると達也が魔法を放っていた。
魚雷が分解される、達也の固有魔法[分解]だ、達也はCADもなく魔法を放った。
俺は特に何もせずに見ていた。
深雪と目が合う、別に俺が固有魔法[消滅]で消し去っても良かったんだがタイミングが悪かった。
その後は何事も無く港に、そして別荘へ帰った。





 
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