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ヘタリア学園

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第六千百四十六話  三十年代と五十年代は鬼

第六千百四十六話  三十年代と五十年代は鬼
 ドイツは日本の昭和の選手達を見て言いました。
「三十年代の日本だったら優勝している」
「おい、断言かよ」
「見ろ、この人達を」
 野球のユニフォーム姿のプロイセンに言います、見ればドイツも同じ服装です。
「稲尾、杉浦、金田といった人達をだ」
「何時頃だよ」
「昭和三十五年位だ、恐ろしい投手陣だ」
「・・・・・・確かにすげえな」
 プロイセンもその人達のデータと成績を見て唖然でした。
「落第騎士で言うとAランクばかりだな」
「そうだな、五十年代も凄いぞ」
「鈴木、山田、村田、東尾、江夏かよ」
「この投手陣は打てない」
 ドイツは断言しました。
「簡単にはな」
「この投手陣で日本が出て来なくてよかったな」
「全くだ、しかし五十年代の投手陣はだ」
 特に鈴木、山田を見ての言葉です。
「異常に被本塁打が多い」
「あれっ、そういえばそうだな」 
 見れば打たれた数が半端ではないです、ですがそれでもとんでもない投手陣でした。


第六千百四十六話   完


                       2017・2・26 
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