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ヘタリア学園

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第五千七百五十一話  かくしてロマーノは

第五千七百五十一話  かくしてロマーノは
 ロマーノと一通りお話してです、ドイツは言いました。
「前途多難だな」
「俺達の経済はっていうんだな」
「ギリシアよりましにしてもだ」
 もうこの国はどうしようもないのかとか思っているドイツです。
「しかしそれでもだ」
「産業とその前にマフィアとかカモラでかよ」
「このことが問題だ、しかしだ」
「イギリスみたいにだってんだな」
「なりそうもないしな」
 所謂離脱の件です。
「あれはおかしな上司に騙されたが」
「騙した連中はどう見てもおかしかっただろ」
 ロマーノでもわかることです、何しろ煽っておいて離脱となった後首相になろうとはしなかったのですから。離脱を主張した後で首相になるのなら理念もあったとわかりますが。
「詐欺師に騙されるのは馬鹿なんだよ」
「それはその通りだが何もしないのは怠け者だ」
「俺はそっちだってんだな」
「わかっていたら何とかしろ」
 まずはマフィアやカモラのことをというのです、この問題はロマーノにとって確かに深刻な問題にしてもです。


第五千七百五十一話   完


                         2017・2・24

 
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