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ヘタリア学園

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第五千七百四十二話  少なくとも一人はそうだ

第五千七百四十二話  少なくとも一人はそうだ
 イタリアは日本にその日本が大嫌いとしか思えない小説家さんの作品を読んでから日本に言いました。
「酷いにも程があるね」
「創竜伝ですね」
「うん、日本がアメリカと戦争をして負けたらざまあみろと思う国が三十はあるとか書いてるけれどね」
「その時私はそこまで嫌われてるのかと思いましたが」
「そんなの震災の時にわかるじゃない」
 それこそというのです。
「もう言うまでもないよ」
「そう言ってくれますか」
「というか俺この文章でわかったよ」
 イタリアがわかったことはといいますと。
「少なくともこの人はそう思ってるんだってね」
「三十国ではなくですね」
「この人はそうなんだってね」
 一人は間違いなく、というのです。
「そしてこの人は震災でも思ってるんじゃってね」
「阪神の震災は左翼政党ではなく保守政党のせいで反応が遅れたと書いていました」
「よくそんな事実に反したこと書けるね」
 イタリアもびっくりでした、ここまで日本が嫌いでも何故か今も日本にいるみたいですからわかりません。


第五千七百四十二話   完


                        2017・2・19 
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