| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵を表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ヘタリア学園

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第五千七百三十八話  嫌いな国にいて

第五千七百三十八話  嫌いな国にいて
 日本にもヤクザ屋さんがいます、ある人はかつて堂々と看板を立てている未開国家は日本だけと言っていました。
「落合ノビーさんだよね」
「はい、あの人です」
 日本はイタリアに答えました。
「あの人です」
「あの人って俺が思うにね」
 イタリアは日本に言いました。
「田中ガイエスブルグさんと似てるよ」
「私の悪口ばかり言うからですか」
「うん、何かとね」
 だからだというのです。
「日本のことも日本の国民の人達もね、それにね」
「それに、ですか」
「そんなに嫌いなのに何で日本から出て行かないのかな」
 イタリアはこのことがかなり不思議で仕方ありません。
「他の国で暮らせる位のお金あるよね」
「どちらの方も」
「大好きなアメリカや中国で暮らさないのかな」
「そこは不思議ですが」
 何故かこうした人達は日本で暮らしています、日本も日本の人達も大嫌いな筈なのに。それは今もでしょうか。


第五千七百三十八話   完


                       2017・2・17 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧