ヘタリア学園
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第五千六百九十一話 破滅と思った
第五千六百九十一話 破滅と思った
世界恐慌が起こってです、ドイツは特にとんでもない状況になりました。数字を見ると誤植ではないかという位のインフレーションに襲われたのです。
この状況にです、流石のドイツも思ったのです。
「俺も終わりか」
「そうじゃないって言いたいけれどな」
プロイセンは今にも倒れそうです。
「無理だな」
「嘘は言えないか」
「ああ、俺もかなりまずいぜ」
「生きていられるか」
「国民もな」
「この惨状はどうしようもない」
もう誰にもという感じでした。
「どうしたものか」
「これは救世主でもいないと無理だぜ」
「救世主は出てくれるか」
「そう言って出て来てくれたら苦労はしないぜ」
「それはそうだな」
「流石にこれは駄目だろ」
国民もそう思っていました、この絶望的な状況にどうするのか。ドイツもプロイセンも誰もわかりませんでした。
第五千六百九十一話 完
2017・1・24
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