「学校、変える」
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第5話 作戦会議2
前書き
「ってか、ウチは何にもしたくないんだけどお」
「ま、真衣だけが張り切っちゃって、どーすんの」
「ま、しょうがない」
「で、香奈美もやるの?」
「もちろんウチも参加するけど」
「そう」
教室に着くと、みんなはもちろん騒いでいる。
たっく、女子のくせに、何鼻ほじっているんだ。汚い。
こんな学校に通う何て・・・・・・・。
「真衣がカメラ持っていくから、みんなより先に学校に着く話だよね」
「ウチは起きるのが遅い方だけど」
「じゃあ、何時集合?」
2人は、頭を叩きながら、うーんと悩み始めた。
そして色々な意見も出たけれど、一番いいと思った意見は比呂が出した。
<遅いなら、12時頃にする>
うーん、それじゃあ足りない。真衣も出してよ。
そして真衣が言った。
<12時頃から先生は全員遊びに行ってしまう>
やはり、うちがこっち来る前に観察していたって事なんか。
真衣は天才だ。こんな時に役立つ人が真衣だ。
蓮は嬉しそうにメモ帳にその意見を書いた。
ウチは何にも意見が出てこない。
足りないから、適当に言ってみた。
<この学校の校門は、鍵が閉まることはない>
こんな意見で、賛成できる人なんているわけがない。真衣はそんなところ見ないだろう。
でもこの学校は、そんな感じがする。
しょうがない。蓮も早く意見出せや。
ウチはできる限りのことを言ったのに。バカバカしい。
そして、蓮がつぶやいた。
<12時に集合>
うんうん。それで?
<12時から1時まで>
何するの。嫌な予感しかしない。
<1、荷物チェック>
「誰が何を持つの」
<比呂は双眼鏡>
「ウチは?」
<香奈美は非常食>
非常食?ウチ達をなめないでよ。
<真衣はカメラ>
そりゃそうだ。
「蓮は・・・」
どうせ蓮なら、ゲームとか漫画とか、遊び向けなんでしょ。
<蓮は記録表>
偉い!微妙に偉い・・・。
<2、準備>
はいはい。それはみんな分かっている。
<3、校門から先生たちの様子を見る>
比呂が双眼鏡で見るのか。
<4、出動>
早い!いくらなんでも早すぎる。
どうせなら、こうしてほしい。
4、心の準備
これが普通でしょうが。
「あとは自分で考えて」
後書き
「ま、それでいいよ」
この日の夜。
香奈美は荷物のチェックをした。
みんなに「準備した?」って、連絡したりして。
またパソコンを開いた。
でた、「真間月」。
作戦はきちんと覚えている。
香奈美はベットに倒れ、目をつぶった。
明日が楽しみだ。
ページ上へ戻る