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FAIRY TAIL~水の滅竜魔導士~

作者:山神
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クエスト失敗?

 
前書き
Eテレでラブライブの放送があったなんて・・・知らなくてほとんど見れなかったどころか二期の再放送なんか気付きすらしなかった・・・
てかEテレって・・・放送局違くね? 

 
「うっ!!」

脇腹に攻撃を受けたあたしはなんとかそれに耐えて反対に攻撃を加えようと拳を振るいます。

スカッ

でも、一瞬怯んでしまっていたがために技を出すのが遅く、空を切ってしまった。

ビュッ

振るった拳が伸び切るよりも早く敵の腕が風を切る音が聞こえる。これに当たってしまうとまた毒にやられてしまう。あたしはパンチを繰り出そうとした腕をそのまま地面まで振り抜くと、そこから側転をして間一髪でマリキスの毒爪なら逃れることができた。

「すごい~!!」

アクロバットな回避方法にパチパチと拍手をしているセシリー。でも、今のは本当にギリギリだった。運良く交わせたからよかったものの、ミスしたら着地も失敗しかねない状態だったし、何よりも体力を大きく削ってしまう。たぶんもう一回はできないんじゃないかな?

「悪運の強いやつだ。まぁ・・・」

手をグッ、パッと閉じたり開いたりして慣らした後、動きが止まったあたしの方へと飛び込んでくるマリキス。

シュッシュッ

こちらに反撃をさせないようにと乱れ突きのように引っ掻き攻撃を仕掛けてくる。おかげでこちらは何もできずにただ避けているだけ。でも、動きが単調だから交わすことは難しくはないけどね。

(でも、かすっただけでも危険だから止める手段がない)

シリルのように見切る目があるわけではないから、毒の影響もなく彼の猛攻を止めることがあたしにはできない。このまま相手が疲れて動けなくなるのを待つしかないの?

(そんなことない!!きっと何かできることがあるはず!!)

突破口を探そうと今はとにかく耐え、相手の動きを見る。スピードも然ることながらスタミナも兼ね備えているようで、全く動きが衰える気配がない。

(あれ?この人もしかして・・・)

そこまで来て、ようやく彼の弱点・・・というよりも、この猛攻を凌ぐ術が存在することに気が付きました。

「そこだ!!」
「!!」

頭を下げて姿勢を低くし、男の足元を払う。この人にさっき蹴られたけど、毒の影響を受けることはなかった。つまり、この人が使う武器は指についているあの毒爪だけ!!ならば注意が行き渡っていない下半身を狙えばあたしの優位を再び得られるはず。

「くっ」

押せ押せだった中で突然足を蹴られてバランスを崩し膝をつくマリキス。あたしも姿勢は低いままだけど、ここからでも繰り出せる技をこっちは持っている。

「ハッ!!」
「なっ・・・」

足に風を纏わせて蹴りを放つ。ウェンディやシリル、滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)がよく使用する鉤爪を真似て放ってみた。あたしやレオンは遠距離系や上半身だけを使った魔法が多かったから、こういう攻めはどこか新鮮な気がする。

「っざけんな!!」

蹴りを受けてゴロゴロと転がっていったかと思っていたら、マリキスはムチャクチャな姿勢から地面を蹴ってこちらに飛び込んでくる。彼は負けず嫌いなのか、やられたことをやり返そうと飛び蹴りをあたしの腹部めがけて繰り出してくる。

バシッ

勢いをつけての飛び蹴り。だけど、それを避けることなく受け止め逃げないようにとガッチリとホールドする。さっき言った通り、こいつは足には一切毒を塗っていない。だったら下手に避けるのではなく、捕まえてしまえば優位性を得ることができるはず。

「ヤァッ!!」
「っお!!」

魔法学校で習ったことのある合気道の要領でリオンくらいの背丈のある男をクルリと回し地面へと押し付ける。そのまま足をこっちに捻って・・・

「いっ!!てめぇ!!やめ・・・」

折れそうなほどの痛みを与えることができれば十分。彼は普段なら捻らないようなところまで足を捻られて焦っていたけど、さすがに折るまではやらないよ。そんなことしたらこいつらと同類になっちゃうからね。

「でも、これでしばらくは動けないはず」

折れてはいないけどなかなかのダメージを与えたつもりではいる。さすがにすぐに立ち上がり交わすなんてことはいくらこいつでもできないはず。

「一気に決める!!」

もう細かい技で手数で攻めるのはやめ!!こういう強い相手には最高の力で戦わないと。それが“愛”なんだから!!

「滅神奥義!!天ノ叢雲!!」

無数の黒い羽を生み出し痛みでなかなか立ち上がることのできないマキリスを狙う。彼は視界に奥義を捉えたが、走ることもすぐにはできず、広範囲に対応できる魔法であるがためにその場での回避もできない。

「ぐあああああ!!」

全身で天ノ叢雲を受けた坊主頭。あまりの痛みに悶絶しかけていた彼は、重力に耐えきれずにそのまま地面へと・・・

ガッ

倒れることなく、手をついて踏み留まっていた。

「え?」

信じられないような出来事が目の前で起きている。今のは確実にあたしの最高の魔法。それも完璧な出来だった。なのに、こいつには通じていないの?

「そ・・・そんなんで俺に勝つなんて・・・」

全身血まみれでフラフラと立ち上がるその姿に思わず恐怖する。でも、負けるわけにはいかないとすぐに気持ちを引き締め直す。

「片腹・・・痛・・・い・・・ぜ・・・」

ドサッ

一歩踏み出してきた相手を正面に構えたところ、彼は前のめりに倒れ、地面に伏した。

「あ・・・あれ?」

騙そうとしているのかと注意しながら歩み寄っていくと、マリキスは目を閉じ口を大きく開いて意識を失っていた。

「び・・・びっくりさせないでよ・・・」

それを見て安堵し、足の力が抜ける。ドサッと座り込んだその場所は、激しい戦いで木から落ちた緑の葉っぱが座布団のようになっていた。

「シェリアさ~ん!!」

ひとまず勝利を納めた喜びを噛み締めていると、遠くから小さな人影が近付いてくるのが見えた。

「サクラ!!」
「わ~!!迎えにきたの~?」

サラサラの桃色の髪を揺らしながら駆けてきた少女をギュッと抱き締める。それと同調するようにシャルルを背負ったセシリーもやって来た。

「シェリアさんも倒したんですね!!」
「もってことは・・・」
「はい!!シリル先輩もウェンディさんも敵を撃破したであります!!」

いつもよりも興奮気味にウェンディたちのことを教えてくれるサクラ。その可愛らしい姿に、疲れた体が癒されていくのを感じる。

「でもシャルルさんもヤバそうですね」
「うん~。早く休ませてあげないと~」

傷が治っているとはいえ意識がないシャルルと、自己回復をやる魔力も残されていないあたし。このままでは残りの二人と対決なんてとてもできないので、一度体勢を整えるために村人たちが避難する場所へと向かうことにしたのだった。

















第三者side

ドゴォン

太陽が照らし付ける雪山に響き渡る巨大な爆音。その中心にいる二人の人間は、周りの景色とは真逆でほとんど傷を負うことなくぶつかり合っていた。

「フンッ!!」

魔力を込めた拳を繰り出す長髪の男。それを少年はまるでハエでも払うかのように防ぐと、カウンターを仕掛けるべくエルボーを放つ。

ガツンッ

少年の肘と青年の前腕が衝突する。互いにもっとも骨が浮き出ている部位が当たったために一瞬苦痛の表情を浮かべたが、すぐに平静な顔を作り敵に弱みを見せないようにする。
長髪の男は腕を引っ込めると、体を回転させて蹴りを打ち込もうとする。

スッ

レオンはそれを冷静に見切ると、頭を一つ分下げて難なく回避し、先程から気になっていた部位を突いてみることにした。

「!!」

その部位とは左腕。戦っている最中一度も使用することのないその腕に何が起きているのかを確認するべく、拳を放ってみることにした。しかし、攻撃が直撃した感触に違和感を覚えた少年は、驚き距離を開ける。

「お前・・・その腕・・・」

男の上腕付近を直撃したはずの一撃は、なぜか体の脇を掠めていった。彼が回避行動に出ていたのも理由の一つではあるが、少年のスピード相手では反応しきれないことをレオン自身も十分に理解している。今の攻撃が腕ではなく体を掠めたのは、彼の左腕がないからだということを把握するのにそう時間はかからなかった。

「以前の滅竜で腕を持っていかれた。代わりにそいつを我が消してやった」
「へぇ」

レオンは敵の今までの戦い方に疑問を抱いていた。なぜか右腕しか使わず、一度出した拳が退けられるとすぐさま引き戻し対応する。効率が悪い攻めを見てナメられているのかとも思っていたが、しないのではなくできないのであると知り、納得したようにうなずいている。

「うぬもなぜ左腕ばかりを使う。どちらの腕も健在なのであろう?」
「あ?気になった?」

青年もまた、少年の戦い方に訝しげな表情を浮かべる。序盤ほど両腕を駆使して対峙していたはずなのに、少年は徐々に左腕ばかりで対応するようになり、今では自分と同じ、片腕だけの戦法を使っているのである。両腕が見えているだけに、それには怪しげな顔をせざるを得ないのだ。

「そっちが片腕だけなら、条件を合わせてあげないと」
「・・・」

自分の力を過信しているかのような、敵対する男を見下すかのような発言。これには青年は怒りを覚え目を細めていたが、少年は本当の理由を悟られないように必死に表情を作る。

(お前が前に出てくるから、左腕で防ぐしかないんだよ)

長髪の男が右腕で攻撃してくることもあり、比較的レオンの左半身に攻撃が集中していた。なので、若干とはいえ距離が空く右腕よりも左腕で防御をし、いつ出てくるからわからない左腕からは届くまでに時間のかかる左半身を狙わなければならない。必然的に左腕を中心とした攻めが多くなってしまうのだ。

(まぁ、右手ケガしたら食事に困るのも理由の一つだけど)

成長期だからか、はたまた生まれつきなのか、レオンは食事量が異様なほどに多い。彼が食べることが好きだからそうなってしまうのは仕方ないことなのだが、もし利き腕である右手をケガしたらそれに影響が及んでしまうため、極力使いたくないのも理由なのである。

「でも、仕方ないか」

両肩を上下に上げ下げを行い、グルグルと数回回す。関節を動かすことにより、一ヶ所だけに疲労が溜まることを回避することができ、次の行動にスムーズに入ることができる。

(そろそろ、本気で行く)

一つ息を大きく吐き敵を見据える。その目は真剣そのもので、先程までと同じ人物がしているものとは思えないほどだった。

「やっとその気になったか」

それを見た長髪の男も目の色を変える。互いに人智を越えた戦闘を繰り広げていたにも関わらず、まだ本気を出してはいなかったらしい。

「あの~・・・二人より先にラウが消し飛んじゃうかも?」

肉体から放たれる魔力がさらに増していく二人を見て、雪に埋もれつつあるオレンジ髪の少年はボソッと率直な感想を述べている。

「大丈夫だラウル。お前は先に山頂に向かっててくれ」

その少年の声を聞き、そちらに視線を向けずに山の頂上を指さす金髪の人物。

「えぇ!?大丈夫なの!?」
「あぁ。大丈夫だから、心配すんな」

その声を聞き驚きを隠せない相方。しかし、自信満々な表情の少年の戦い姿を見た彼は、山頂に向かって飛んでいく。ただし、大切な仲間の姿を見ることができる位置で隠れて忍んでいたが。

「邪魔者を遠いところに置いたのか」
「そんなんじゃないよ。あいつに死なれると困るからな」

レオンにとってラウルは自分の命よりも大切な存在。何よりも優先するべき家族以上の存在だ。ゆえに、極力危険なことからは離しておきたいし、自分に万が一があった時のためにもこれがベストな判断だと認識していた。

「ただ、俺に有利な環境に変えさせてもらうけどね」
「何?」

少年がそう言うと、突如視界が真っ白になっていく。それは、ここ一帯を常に覆っていたものと同じものが吹き荒れてきたからだった。

「ほう、そんなこともできるのか」

かつてシリルを追い詰めたレオンの超広範囲魔法“破滅の冬(フィンブル)”。それを発動できる彼の魔力の大きさに、青年は感心していた。

「だが、それは我には無意味だ」
「!!」

視界を遮り、なおかつ相手の体をかじかませ動きを鈍くさせる少年の魔法。それなのに、目の前の強大な力を持つ人物は普段と変わらぬ身のこなしでレオンの目の前へと現れる。

「すげぇな、お前」

まさかすぐに来るとは思っていなかったレオンはそれを防ぐので手一杯。だが、それでもダメージを受けることなく凌ぐことができた彼は、自ら間合いに入ってきた敵に拳を打ち込む。

「なんだ、攻め方は変わらんのだな」

レオンの目では追いきれないほどの拳を片方しかない腕で受け止める男。彼は自分と互角に渡り合う少年を見て、楽しそうに頬を緩ませる。

「・・・」

対するレオンは真逆の表情だった。敵が楽しそうにしているほど、彼の心は曇っていく。

(こいつは間違いなく俺が出会った中で一番強い・・・んだけど)

漏れそうになるため息を必死に飲み込む。少年が今まで戦ってきた・・・目にした相手の誰よりも目の前にいる青年は強い。もしかしたら聖十大魔道に認められた自身よりも上を行くかもしれないと()()()そう思っていた。

(いや、間違いなくこいつは強いんだ。今まで見た誰よりも)

その考えだけは今も変わらない。ただ、彼の中であることが引っ掛かっていた。

(なんだろう・・・()()()()()

彼自身戦うことを望む戦闘狂などでは決してないのだが、最近本来の力を取り戻したことによりまともにやりあえる相手がどこにもいなかった。
ドラゴンも思ったほど強くなく、やる気もなかったためそれなりに戦うことができた。マーガレット祭の時に特殊能力で強化されたトビーも期待通りの力を発揮してはくれなかった。だから、今こうして渡り合っている男にはかなり期待していたところがある。
しかし、戦ってみれば結果はイマイチ。確かに渡り合ってきてくれてはいるが、彼の予想よりも上を行くことはできていない。

(いや、それ以上に、こいつと戦っていても高揚感がないんだよな)

その時少年の頭の中に浮かんだのは一人の友人の姿。彼がもっとも気持ちが高ぶったのは、その一人の少年との戦い。しかし、その人物は自分と比べれば実力的に大きく見劣りする。その少年と目の前の敵を比べれば明らかに後者の方が強いはずなのに、なぜか気持ちの高ぶりは前者の方が大きいのだ。

「ハハッ!!」

実に楽しそうに技を仕掛けてくる敵。レオンはそれを回避しながら相手の様子を観察し、自分のモヤモヤの原因にたどり着いていた。

(あぁ、そうか。こいつは自分が一番強いと思っているからつまらないんだ)

恐らく、青年は今まで負けたことなどなく自分が最強であり続けた。だから勝利が当たり前であり、それを奪い取るために無茶をするなどということはなかった。
だが、彼がもっとも激しい戦いを繰り広げた人物はどんな状況であっても勝利を拾おうとする健気な姿を見せていた。その姿に自分も負けられないと思い、より力を発揮することができていたとレオンは考えた。

「・・・よし」

終わらせよう。そんな考えが頭をよぎる。このつまらない戦いに終止符を打ち、とっととクエストを完遂してこの場から去ろうと心に決めたレオンは、辺り一面を覆っていた吹雪を自ら止ませる。

「なんだ?もういいのか?」
「うん。あんたには意味なかったみたいだし。それに・・・」

長髪の男は嗅覚の発達する滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)だからか、視界ゼロの状況でも的確な攻撃を仕掛けてきていた。それに、普段からここで活動をしていたのなら、寒さにも耐性ができている。ならばただ魔力を無駄に消耗するのは得策ではないし、他にも大きな理由がある。それは・・・

「あんたなら、どんな状況でも勝てそうだから」

力を手に入れたことにより大きな自信。その揺らぐことのないもの持った彼は、真っ直ぐに敵を見据えそういい放った。

「言ってくれるな。なら、これを受ける覚悟はあるか?」

挑発をされた男は大きく空気を吸い込んでいく。慣れ親しんだその動作を見て、彼は笑みを浮かべる。

「いいよ。跳ね返してあげるから」

彼も大きく頬を膨らませ、体を反らす。二人とも得意な魔法で相手を圧倒したいという思考が丸わかりの行動だった。

(ドラゴンのことはまだ聞いてないが、粉微塵にしてやるか)
(ブレスごとお前を吹き飛ばす)

互いのブレスを打ち消し、敵を滅する。両者の狙いは一緒だった。そして、ほぼ同時に二人の口から魔力が放出された。

「!?」
「・・・」ニッ

互いの全力がぶつかり合うまでゼロコンマ数秒しかないが、打ち出された瞬間に片一方の顔が驚きに変わり、もう一方は勝利を確信し口角を上げた。

(バカな・・・)
(勝ったか)

かつて島一つを消し去ったこともある大威力のブレスを放った青年と、大昔に世界を支配していた存在以上のパワーを秘めた少年のブレス。どちらも標的目掛けて範囲を絞り、威力を最大限に引き上げたものだったが、どちらの方が強いか見た限り判別するのは難しいことではなかッた。
光のような輝きを放つブレスとすべてを凍てつかせるブレス。小さい体から放たれたそれの方が、速度が早く、勢いがあった。

(名前くらい聞いておけば良かったかな?)

仲間たちを狙う危険人物の詳しいことは聞いていなかった。その存在ともこれでお別れとなれば、名残惜しい気がしないでもない。

(まぁ、いいや。これで・・)

すべてが終わる。そう思っていた。しかし、予想外の出来事が起こる。

スカッ

「「え?」」

ぶつかり合うはずだった二つの魔力。それなのに、一直線に伸びていたはずのそれが交わることなくその脇を通過してしまったのだ。

「なんだと・・・」
「そんなバカな」

威力を絞りすぎた結果なのか、互いにターゲットへのブレがあったのかはわからない。しかし、片方が確実に勝利を納め、無事を確定させていたはずの事態が一転してしまった。

「ガアッ!!」

先に敵の攻撃に飲み込まれたのは顔に模様の浮かぶ青年。彼は瞬間的に悲痛な声をあげると、そのまま気を失い地面へと倒れた。
そしてその直後。本来なら生還するはずだった少年に・・・













突き刺さった。

「うわあああああああ!!」
「レオ~ン!!」

絶叫とともに数メートル吹き飛ばされ地面へと叩き付けられる金色の人物。北の大地に、相棒の声が響き渡った。









 
 

 
後書き
いかがだったでしょうか。
今回のストーリーのテーマその2「レオンが大ケガをする」もようやく回収です。
あと1個くらいテーマ決めてたんだけど・・・なんだったかな?

尻「覚えてないんかい!!」

何かあったんだよ。でもウェンディの覚醒とレオンの大ケガに意識行きすぎて忘れてしまった(/-\*)テヘッ

尻「テヘッじゃねぇ!!」 
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