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ドリトル先生と沖縄の蛇達

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第七幕その七

「ご一緒して宜しいですか?」
「はい、是非共」
 こう答えた先生でした。
「ティータイムは皆で楽しんだ方が美味しいので」
「では」
「はい、お待ちしています」
「すぐに行きます」
 こうしてでした、安座間さんはです。
 先生の前に駆ける様にして来ました、そのうえで。
 先生と一緒に喫茶店に入ってティータイムを楽しみます、この時にです。
 先生は安座間さんがミルクティーを注文したのを見て尋ねました。お店の中は白くて涼しさを感じさせるものでした。神戸や大阪のお店より夏を感じさせて屋外の席もあるお店です。木造ですがその木のところを白く塗っています。
「ミルクティーはお好きですか?」
「好きですが沖縄では」
 こう答えた安座間さんでした。
「コーヒーやレモンティーを飲む人が多いかも知れないですね」
「あっ、アメリカの影響で」
「暫くアメリカの統治下にありまして」
 そしてというのです。
「今もアメリカ軍と関係者の人が多いので」
「だからですね」
「はい」 
 それでというのです。
「コーヒーやレモンティーを飲む人が多いです」
「そうですか」
「ですが私は」
「ミルクティーがお好きですか」
「コーヒーやレモンティーも確かに飲みますが」
 それでもというのです。
「ミルクティーも好きです」
「そうですか、わかりました」
「はい、そして」
「そして?」
「沖縄のお菓子ですが」
「お菓子もですね」
「アメリカの影響を受けています」
 こちらもというのです。
「ケーキやクッキーは」
「これから食べるティーセットも」
「はい、甘さがです」
 アメリカのものだというのです。
「そちらになりますので」
「そうですね、実は僕も」
「先生もですか」
「沖縄に来ても十時と三時には頂いてきましたが」 
 ティーセットをです。
「アメリカの味でしたね」
「ケーキやクッキーも」
「沖縄の味なのですが」
「アメリカが入っていますね」
「そう感じました」
「アメリカ軍の方が多いので」
 とにかくこのことが大きいです。
「ですから」
「それで、ですね」
「ティーセットもアメリカの感じになります」
「アメリカはティータイムの風習は」
「イギリスのものとはですね」
「また違います」
 先生はアメリカに行ったこともあるのでこのこともご存知です。世界のあちこちを行ったことがあるのです。動物の皆と一緒に。
「そこは」
「コーヒーやミルクティーですよね」
「お菓子もです」
 そちらもというのです。
「イギリスのものとはまた違います」
「そうですね、ですから沖縄のティーセットも」
「本格的なイギリス風のものでも」
「アメリカの影響がどうしても強いです」
「はい、このお店でも」
 ここでティーセットが先生達のテーブルに運ばれてきました。冗談はクッキー、中段はチョコレートケーキ下段はフルーツですが。 
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