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ヘタリア学園

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第五千六百二十一話  そのまま残留

第五千六百二十一話  そのまま残留
 ローマ皇帝はペルシャ皇帝に言いました、厚遇してもらってるその中で。
「このままいたいかも」
「おお、そう言ってくれるか」
 ペルシャ皇帝も喜ぶ発言でした。
「それは何よりだ」
「帰ってもティベレ川に浮かぶだけだから」
 確実にそうなるからだというのです。
「けれどここにいたらよくしてもらえるし」
「だからか」
「このままいたい」
 絶対にというのです。
「本当に」
「そう思うならそうするといい」
 ペルシャ皇帝も笑顔で応えます。
「是非な」
「それじゃあ」
「では共に音楽を楽しもう」
 早速音楽が奏でられ。
「美女に美酒、美食にだ」
「このままいたい」
 またこう言ったローマ皇帝でした、かくしてローマ皇帝はペルシャにそのまま残ることにしたのです。帰ってもいいことはないことがわかってもいたので。


第五千六百二十一話   完


                     2016・12・19

 
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