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ヘタリア学園

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第五千五百八十七話  お先自体が

第五千五百八十七話  お先自体が
 八時になると灯りを一斉に消すパフォーマンスも行われました、起きたロシアはそのパフォーマンスを見て言いました。
「今の韓国君は真っ暗ということだね」
「お先じゃねえのか?」
「経済大変なんだろ、今」
 イギリスとフランスもそのデモを見ていますが二国はどん引きです。
「こんなに遊んでていいのか?」
「あのデモ隊の参加者は絶対に働いてないだろ」
「そういうことを一々気にしていたら韓国君は見られないよ」
 ロシアは微笑みさえ浮かべてその二国に言います。
「アメリカ君と中国君なんか落ち着いてるじゃない」
「あいつ等慣れ過ぎだろ」
「どうして慣れたんだ?」
 イギリスとフランスはその消灯パフォーマンスを見ても笑っている当該の二国を見て今度は首を傾げさせました。
「俺どうしても慣れねえぞ」
「俺もだ、そもそもデモよりも働いた方がいいだろ、今は」
「そこでそう考えないのが韓国君の国民さん達なんだ」
「そうか、それはまずいな」
「後は大変なんてものじゃねえぞ」
 どうも政治だけでなく経済の灯も消えそうです、デモもいいですがやはりまず働くことからはじめるべきでしょう。


第五千五百八十七話   完


                        2016・12・1
 
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