ヘタリア学園
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第五千九百四十一話 さらに東に
第五千九百四十一話 さらに東に
アレクサンドロスさんは征服しましたがペルシャを決して粗末に扱いませんでした、それどころか完全にギリシアと同格としてです。
軍を東に東に進めていきます、そのうえでペルシャに言うのでした。
「さらに進んでだ」
「そうしてですか」
「行けるところまで行く」
そこまで征服するというのです。
「そなただけでなくな」
「っていいますと河を超えますか」
「東に河があるのか」
「物凄く大きな河があるんですよ」
ペルシャはアレクサンドロスさんにこのこともお話しました。
「長くて幅も広い」
「エジプトの川の様なものか」
「あれより流れは複雑ですね」
「そうか、ではまずはその河まで行こう」
アレクサンドロスさんはペルシャのお話を聞いて興味を持って言いました。
「そして河の向こうにもだ」
「本当に行くんですか」
「私はこの世の全てを征服するのだ」
本気でこう言ってです、東に進むアレクサンドロスさんでした。
第五千九百四十一話 完
2016・11・7
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