ヘタリア学園
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第五千九百三十五話 シカゴカブスなぞ甘い
第五千九百三十五話 シカゴカブスなぞ甘い
シカゴカブスが一〇八年ぶりにワールドシリーズを制覇しました、大阪はそのニュースを聞いて思いきり意気込んで言いました。
「うちも日本一になるで!」
「それはかなり難しいだろ」
「俺もそう思うぜ」
イギリスとフランスはその大阪に深刻なお顔で言いました。
「阪神の呪いは山羊のレベルか?」
「魔物にケンタッキーのおっさんに阪神と高校球児の血と汗と涙だろ」
そうしたものが重なっているからだというのです。
「半端じゃねえぞ」
「こんな呪い他のチームにねえからな」
「一〇八年で済むか?」
「その一〇八年の間にさらに強くなってるだろ、怨念が」
「うう、そう言われると困りますがな」
何しろ大阪自身その怨念の強さを知っていますので。
「けれど来年はそれを目指しますで」
「ああ、頑張れよ」
「こっちも阪神嫌いじゃないからな」
「若手育ててな」
「日本一になってくれよ」
イギリスとフランスも応援はします、ですがそれでどうにかなるかわからないのが阪神です。
第五千九百三十五話 完
2016・11・4
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