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ヘタリア学園

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第五千九百二十二話  不寛容だった

第五千九百二十二話  不寛容だった
 当時のギリシアはとかく不寛容で。
「奴隷もいてねい」
「市民の方は平民の方でもですね」
 日本はトルコに応えました。
「所謂ヘレネスでないと」
「なれなかったしねえ」
「民主主義のモデルの様に言われていますが」
「不寛容だったのは事実だよな」
「そうですね」
「まああれだねい」
 ここでトルコが言うことはといいますと。
「実情を知ることは大事だってことさ」
「はい、確かに」
「これは今でもだねい」
「私のところに何かとフランスはどうかスウェーデンはどうかという学者さんがおられますが」
 茸みたいな頭をしていて眼鏡をかけた人の言うことは全く聞かずすぐに感情的に喚く人です。本当に学者さんかという疑問の声もあります。
「その人はおそらく」
「そうした国のこと知らねえってか」
「そう言われています」
 知らないで言うと間違えてしまいます、このことも忘れてはいけません。


第五千九百二十二話   完


                        2016・10・28
 
 
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