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ヘタリア学園

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第五千九百二十一話  ギリシアなのに

第五千九百二十一話  ギリシアなのに
 当時のギリシアは自分達をヘレネスと呼んで他の人達をバルバロイと呼んで完全に分けていました。ですが。
 アレクサンドロスさんを見てです、ペルシャは気付きました。
「違いますね」
「はい、どうもです」
「誰にも公平ですね」
「ペルシャさんと同じく」
「どの国家、民族に対しても」
「ギリシャ文化である筈なのに」
 その中にあると言っていい国家でしたが。
「戦わずに投降した相手には何もしませんね」
「野蛮ではないですね」
「無闇に一般市民を攻撃しませんし」
「いや、これはです」
「相当な方かも知れないですね」
「そうですね、しかし」
 ここでペルシャは前を見ました、するとです。
 ティルスのまさにすぐ目の前にでした、通路が出来てきていました。
「まさかここまで来るとは」
「あと一歩ですよ」
 アレクサンドロスさんの土の橋が遂にです、ティロスに届こうとしていました。


第五千九百二十一話   完


                     2016・10・28
 
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