ヘタリア学園
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第五千八百七十九話 スパルタ敗北
第五千八百七十九話 スパルタ敗北
圧倒的な数で攻め寄せてきたペルシャ軍、その大軍に向かうのはスパルタでした。言わずと知れた国民皆兵の国です。
そのスパルタの上司の人がギリシアのお母さんに言いました。
「まずは我々が向かう」
「勝てますか?」
「スパルタの辞書に敗北の文字はない」
これがスパルタの上司の人の返事でした。
「これでいいか」
「それでは」
「行って来る」
ギリシアのお母さんに背を向けて出陣しました、そして。
ペルシャの軍勢と正面きって戦いましたが。
「くっ、何という数だ」
「数が違い過ぎる」
その数の前にでした、さしものスパルタもです。
敗北しました、これには全ギリシアが驚きました。
「あのスパルタが」
「まさか」
ここでギリシアの全ての人が知りました、今回の相手は尋常ならざる相手であるということを。そしてでした。
あらためてペルシャについて考えました、自分達の相手がどういった相手か。そのうえで迎え撃つのでした。
第五千八百七十九話 完
2016・10・6
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