サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜

サトシ：「カラカラ！”ずつき”だ！」



カラカラ：「カラッ！」


スッ（ずつき）


ヒロシ：「アーク！バリアー！」



ヴゥンッ（バリア）


ドガッッ（跳ね返り）


カラカラ：「カラッッ！」


ドサァッ（倒）


アークのバリアーでカラカラは
跳ね返された。



サトシ：「カラカラ！」
サトシ（バリアーも覚えているのか！）





ヒロシ：「アーク！れいとうパンチだ！」


アーク：「ケーッ！」


スッ（跳）



カァッ


アークはジャンプし、倒れている
カラカラに向かって”れいとうパンチ”を
繰り出した。





サトシ：「カラカラ！あなをほる！」




カラカラ：「カラッ！」



ザザザザザッ！（あなをほる）



アーク：「！？」


スタッ（着地）



サトシ：「そのまま動き回れ！」




ドドドドドド！（地中移動）



ヒロシ：「アーク！落ち着いて
カラカラの進行方向を見るんだ！」



カラカラの進んだ跡には土が盛られており、
ヒロシは冷静に指示を出した。


ドドドド！


ヒロシ：「アーク！俺が指示するまで
ジッとしてるんだ！」



アーク：「ケーッ！」


ドドドド！


アークを撹乱するかのように
地中を動き回るカラカラ。



そして、、、



ダダダダダッ！（接近）




ヒロシ（きたっ！）



カラカラはアークに接近し、、、



サトシ：「ほねこんぼう！」


ヒロシ：「今だアーク！テレポート！」



アーク：「ケーッ！」


シュンッ



ザザッ（カラカラ出現）



カラカラ：「！？」



サトシ：「くっ！逃げられたか！」



カラカラが地面から出るタイミングで
ケーシィがテレポートし、
勝負はヒロシが優勢だった。



ヒロシ：「れいとうパンチ！」



カァッ


ベシィッ



カラカラ：「カラッ！」



サトシ：「カラカラ！」
サトシ（くっ！、、テレポートでカラカラの
攻撃は当たらない！どうすれば、、、）




その後もカラカラはあなをほるで
応戦したが、アークのテレポートで
全て躱され、一方的に体力を消耗した。




カラカラ：「、、、カラッ、、、」



サトシ：「カラカラ！」
サトシ（くっ！、、、何度仕掛けても
テレポートで逃げられる！あのテレポート、
対策は無いのかっ！、、、）



ヒロシ：「良し！カラカラの体力が
残り僅かだ！次で決めるぞ！」



サトシ：「くっ！」
サトシ（このままじゃまずい！どうすれば、、、）





ヒカリ：「ねぇねぇ！地面、だいぶ
荒れてるけど、カツラさんに怒られないかな？」




サトシ：「そんなの後で治せば大丈夫だよ！」
サトシ（、、、ん？、、地面？、、、）


サトシが辺りを見渡すと、
”あなをほる”で地面の土が所々(ところどころ)
盛られており、フィールドはだいぶ荒れていた。



サトシ（バトルを見る限り、
ケーシィは”れいとうパンチ”以外の攻撃技を
覚えていない、、、そしてテレポートで
移動する場所はカラカラの横か背後、、、。
地面、、、そうか！！）



サトシは何か閃いた。



ヒロシ：「アーク！れいとうパンチ！」


アーク：「ケーッ」



カァッ！



サトシ：「カラカラ！もう一度あなをほる！」



カラカラ：「カラッ！」



ザザザザザ！！



カラカラはもう一度”あなをほる”で
地中に潜った。




ヒロシ：「何っ！まだ穴を掘るのか！」



サトシ：「そのまま地中移動を続けるんだ！」



サトシはカラカラに指示を出し、
カラカラは地中移動を続けた。