~異世界BETA大戦~ Muv-Luv Alternative Cross Over Aubird Force
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白銀武
前書き
お色気シーンのつもりで描いてますが、経験不足で表現下手です。
後で加筆修正すると思います。
そしてとうとうタケルちゃんの出番です。
数分の雑談の後、ユウナを残してディーは艦橋に呼ばれた為退出していった。
そしてディーが部屋から出て機密扉が閉まった瞬間ユウナが近づいてくる「もう、ダイスケくん、心配したんだからね!」いや、近い近い近いって。
「ん?ああ、ごめんごめん。」とりあえずここはあやまるところなんだろうと思った。しかし同僚というか友人想いの良い娘だね~と思っているとユウナが突然――――「ごふっ!!」
俺はユウナのタックルのような抱き付き攻撃をまともに受けて押し倒されてしまった。どゆこと?!
あれ??え?え?どうしよう・・・・・いや、どうしよう・・・・。
まごうことなきDT歴33年の俺のとまどう心がオーバーフローしそうなのだが。いやまじで。
良くわからないけど・・・・・・うん、俺はいま試されてるのだ。そう、ここは平常心で・・・・。
だめだ・・・・やわらかな体の感触とフローラルないい匂いに意識が飛びかけている・・・・。
ぴこん!・・・・・お、おい愚息め、静まれって・・・・ああもう・・・・やばいやばい・・・・。
実に長く感じる数秒・・・・突然のハグから解放されるまで、俺はずっと意識をそらしながら耐え抜いたがそろそろ限界!
「えっと、ユウナさん・・・・・・・苦しいっす。」・・・・・・そう言うのがやっとだった。
「あ、ごめんね!でもほんとうに心配したんだからね。相変わらず真面目なんだから・・・・あまり無茶しないでね?」しかしまたまたユウナの顔が近いんですけど・・・・・ちょっと!
いやいや、仮にも上官だしね、同期(同級生)だから特別に心配したという事なのだろう、きっと。
何度か崩壊しかけたけど頑張った!GJ俺・・・よく我慢した。・・・・・・いや、我慢出来てないよね。
「じゃ、わたしはそろそろ艦橋にもどるね。ダイスケくんはドクターの言う事をちゃんと聞いてね?」
「う、うん、わかった!ちゃんと言う事聞くよ」なんか小学生っぽいな、俺。
ちょっと安心したのか、ユウナはニコニコと笑顔で退出していった。
いやでもかわいいな・・・・・でもあの笑顔にコロリされてる奴が星の数ほどいるのを俺の記憶は知っている。
まぁ天然のようだし上官の籠絡とかではなく、おもに部下の掌握に能力発揮されてるだけみたいなので良いけどね。え?いいの?
まぁ俺は騙されないけどね!・・・・・ほんと?・・・・頑張ります。
そして、もう大丈夫だというのに、あれから俺は丸一日も寝かされた。
ユウナは2時間おきくらいに様子見に来るし、一応お忍びで来たとは言っているけど、いいのかよ?・・・・心配し過ぎだよね、かわいい娘から心配されるのはうれしいけど、よく考えたらこれストーキングされてる?いや、きっと違うよね・・・・・・。
そして今、艦隊は演習宙域であるオルキスとアマティスの間の小惑星を1日前に発ち、オルキス本星に向かっているところらしい。
その間にいろいろと情報を整理してみた。
まず俺は・・・・
1、地球で死んだ後に、純夏と会った時空間を経由して、どうやらエレミア星系へ飛ばされた?
理由とか方法は、俺がなんかの鍵だという事以外良くわからん。
2、飛ばされたエレミア星系では何故か自分の存在や地位までも担保されている。
経験はないがちゃんと経歴と記憶がそろっている。
3、これが最大の疑問。白銀武が俺の部下であるという事!
まぁたぶん俺とタケルちゃんの両方が何かの鍵になるんだろうな、きっと。
このあたりまだわからんから要確認だね。
そして、ここへ飛ばされる時に見た夢?の中で純夏が言っていたよく聞き取れない言葉・・・・。
今さっきまた一瞬の耐え難い頭痛とともに流入した記憶とは別のイメージ―――によると、この世界はもうすぐBETAの侵略を受けるけど、地球と比べ隔絶した科学力を持つこの世界の軍事力はBETAを撃退できるらしい。
そうか、・・・・・どうやら俺たちはこの世界の軍を地球救援の為に連れて行くという役目のようだな。
まぁ、俺に起こった転生のことを考えると、そうなるように純夏が誘導するのか・・・・。
この分だと、彼も記憶の補完がおこなわれている可能性が高いので、状況をすりあわせておく必要があるな。
さて、ベッドでの寝たきり生活からは解放されたからそろそろ「タケルちゃん」に会いにでも行くか。
――――――いねぇし・・・・・・どこ行った?食堂・・・・いない。休憩ルーム・・・・いない。
あとは・・・・・・・・・そうか、一番行きそうなところを忘れていた!
そして長い廊下を抜けてエレベータに乗り訓練ルームへ行くと、何人かのパイロットがいた。
念のためシロガネ中尉を見かけなかったか訊いてみたところ、やはりここにいたようだ。
ふと奥の方に目をやると1台のシミュレーターが大きな音を立てて狂ったように稼働しているのが見える。
ぐるぐると目まぐるしく動いていて、近づいて脇にある管制モニターに目をやると一機がバグのような動きを繰り返して敵機をばったばったと倒している・・・・・・。
まぁ、あれだ。こんな変態的な三次元機動をやるパイロットは他にはいない。
やがてタイムオーバーとなり、やはり、というべきか降りて出てきたパイロットはタケルちゃんだった。
「やはりここにいたか」と声をかけると、タケルちゃんは「あれ?もう起きたんすか?聞いてくださいよ、これノーマルでもXAM-3搭載戦術機よりも更にパルジャーノンっぽい事が出来るから、ついつい熱が入っちゃって。」と熱っぽく返答してきた。
「相変わらずと言うべきか・・・」俺は苦笑していたが、すぐに当初の目的を思い出して、「たぶん、いろいろわかってると思うが、ちょっと打ち合わせしないか?」とタケルちゃんに訊いてみた。
「もちろん、純夏から全部聞いてますよ?」
「そうだと思ったよ、話が早くて助かる。・・・ちなみにお前何周目だ?」俺は気になっていた点を確認してみた。
「4周目・・・・だと思う。」なるほど、俺の知らないストーリーを2周ほどこなしてきたか。「何度もループして辛かったろう?」すると、「はい。だけど、今度は大丈夫だと信じてるから!・・・・それよりダイスケさん、お願いがあるんすけど、いいすか?」
「ん?俺ができることなら、な。」何だ?急にどうした。
そしてタケルちゃんはニヤリとしながら、「打ち合わせの前に、シミュレーターで模擬戦の相手してもらえませんか?」
あ?・・・・・・・・・・来たよ、脳筋め!!拳で分かり合おうってか?よろしいならば戦争、いや模擬戦だ!
後書き
脳筋は脳筋を呼ぶんですよね。
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