| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

~異世界BETA大戦~ Muv-Luv Alternative Cross Over Aubird Force

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
< 前ページ 目次
 

プロローグ

 
前書き
初投稿なので、改行やら段落やら後で手直しするかも知れません。
見づらかったら、すみません。
2017.2.2一部修正しました。 

 
 ―――何もない暗闇の中、まるで宙に浮いているような感覚しかない。
手や足の感覚も、あるのかさえ良くわからない・・・・。
・・・俺眠ってる?あれ?今俺はどうなっているんだ??
そういえばタクシーに乗って、クライアント先へ急いでいたような・・・・間に合わないので急いで欲しいって運転手さんに無茶振りして・・・・そしてその直後ふと右を見たら大きなダンプが突っ込んできた!びっくりして「おわ――――っ!」と思ったら全身ふわっと浮いた感じになって・・・・あれ?その後どうしたんだっけ??・・・・・・。

どれくらい時間が経ったのかわからない・・・・・そしてそう思ったとき“この場所”は突然まばゆい光に包まれた―――――――それはたった一瞬の事だった。
でもなぜか頭の中にいろいろなイメージが流れてくる。
それはまるで映画のワンシーンを見ているような感覚を覚えた。
小さな女の子と一緒に公園で遊んでいた。そこに双子の姉妹が運転手つきの豪華な車でやってきてメイドらしきお姉さんにつれられてみんなで仲良く話をしている。
そしてまた場面は変わって学校、高校?の授業風景・・・次々と頭の中をイメージが駆け巡ってゆく。
なんだろう? 少しだけ覚えがあるような気がするけど、よくわからないな。
ん?そうか!3次元なのでピンと来なかったが、さっき公園にいたのは白銀武の幼馴染の鑑純夏だ。
双子姉妹は・・・・悠陽と冥夜か!俺はゲームの映像を思い出してたのか。
そして今度は靄のような中に入って外に出たと思ったら何かのコクピットらしきところにいる。
戦場の(アーケードゲーム)のような操縦ユニットを操って、モニター?違うな、眼に直接映ってる?網膜投影?で計器を確認しながら外にいる変な怪物と戦っている光景だ。
気持ち悪い怪物――――ちょっと待て、こいつ見たことがあるぞ?!・・・・・・・・BETAだ・・・・。
そうか、俺は今戦術機に乗ってるのか!しかし俺はなんでマヴラブの敵キャラなんか思い出しているのだろう?そりゃ一時期寝食忘れるくらいプレイしていたけど。でも映像もリアルな3次元なのが不可解だ。新製品?
こんなの見たこともないし、3次元のBETAはリアルすぎて2次元と比較出来ないくらい、とても・・・気持ち悪いです・・・・ほんと吐き気をもよおすような嫌悪感だな。
そんなことを考えてると、こんどは香月夕呼先生・・・かな?をはじめとしてマヴラブでなんとなく特徴に見覚えのある顔が次々と現れては消える。何せ実写版なんて見たことないけど、たぶん、合ってると思う。
しかし、まりもちゃんも良いけど夕呼先生・・・・とても美しい。

 そして最後にあの特徴的なアホ毛が――――純夏だ。
3次元のアホ毛ってほんとにアホっぽいな・・・・。
ん?他のキャラと違い、純夏だけはなぜかゆっくりとこちらに近づいてくる。
『アホっぽいとか大きなお世話だよ!(怒 』うええ?!やっべ、お怒りだ・・・。
「す、すみません・・・。」と思わず真面目に謝罪した。
『はぁ・・・・もういいよ、タケルちゃんで慣れてるから・・・・』純夏は盛大にため息をつきながら許してくれた。
「え?」そっか、純夏はタケルちゃんにさんざんからかわれていたっけか。

『そのかわりタケルちゃんを・・・・お願いします。』
「ん?お願い??」
『もう時間が無いから簡単に説明するけど、ダイスケさんの魂は私たちの世界を救える鍵のような役割を担う性質があるの』
「どゆこと?」
『因果律導体は知っているでしょ?似たようなものって思ってください』
「ほむ・・・・・・・・」難しい話になってきたな。文系の俺にはちとハードルが高いな。

・・・ちょっと待て?!今何気に重要なこと言ってなかったか?俺の魂?え?俺死んだの?
『落ち着いて聞いてね・・・・ダイスケさんの想像通り、ダイスケさんは死んでからここに来たみたい』
「なんですとぉぉぉぉぉ?!なんでそんなことがわかるんだ??ホントなの??いや嘘に決まってるって!そもそもこれは夢だしな、はははは・・・・。」もう俺の混乱はマッハを超えている。

『夢じゃないよ。これも現実。だけどまだ不確定の現実。ダイスケさんの魂が次の世界に転移して受肉したら、それは確定になるの。』いやいや納得出来ませんて。

「・・・・受肉ってことは生き返るって事?」俺はまだ自分が死んだなんて信じられない。
『ううん、生き返るんじゃなくって転生だよ?』うーん、それってまんまラノベのよくあるストーリー展開じゃない?やっぱ夢見てるんだな、俺・・・。

『だから、夢じゃないって!』むう、純夏め、容赦ないな・・・・ええと、頭ではなんとなくわかってるんだけど、感情が認めたくないんだよ・・・。

「それにしても不思議なんだけど、これが現実なら、なんで俺は物語のヒロインと話をしているわけ?それこそ空想上の産物でしょ?」
『えっとね、ダイスケさんがいた世界と私たちがいる世界は厳密にいうと並行世界じゃなくて、別宇宙の世界なのね。』
「よくわからん。別宇宙とか言われても、俺にとっちゃゲームのストーリーだもんな。」

『そう、ダイスケさんの世界では、私たちの世界はゲームのストーリーの中のフィクションという事になってるのだけど、それはダイスケさん以外にも転生や転移した人がいて、自分がそこにいたという記憶はないのだけど、何となく思いつきで自分のいた世界を題材に物語やストーリーを作っていたりするからなの。』

『あとほかにも時空のはざまから流れて出てしまった別世界の情報がダイスケさんのいた世界の人の頭の中に入り込んでしまって、それをもとに描かれた物語やストーリーもあるんだよ!でもそういうかたちをとっているのは、宇宙が違う事もあって物理的に交わらないように調整されているからなの。だけど、ダイスケさんの魂は記憶を持ったまま、その間をすり抜けることが出来るとても珍しい魂なんだよ?』

純夏が説明してくれたのって、何だっけ?多元宇宙論のことかな?でも調整って、神様みたいな存在が実在するって事??俺の魂ってそんな特別な存在なん?だったら元の世界に戻りたいんですけど!あれ?だけど魂だけって言ってたけど、俺の元いた世界のボディーはどうした?・・・あ、俺死んだんだっけ・・・。
『あ、時間が来ちゃった!お願い、タケルちゃんと一緒に・・・・・この世界から・・・・・助け・・・・・』
「え?え?」うおい!肝心なところが途切れ途切れで何言っているかわからんて!
そして純夏は目の前で淡くなって消えた。

 夢・・・?いや、やっぱリアルだったし、助けてくれって頼まれたし、俺は因果律導体みたいなものって言ってたから転生?転移?するってことか。おいおい、それにしてもマヴラブ?あんな死亡フラグ満載な世界になんか行きたくないぞ!絶対に嫌なのだが!・・・・。
死の8分だっけ?とても超えられる気がしないのですが・・・・・。思わず苦笑するな。
てか、いまさら気づいたけど、純夏は俺の名前知ってたな・・・・。
うん、そこは気にしたら負けか。

しかし、こんなことなら会社のデスクの上や引出の整理しておくんだったな。
いや、それよりも問題は・・・・・・・・・・・・・・・エロDVDだ。
たぶん親がおれの部屋を片付けに来るだろう。
そして、ベッドの下とチェストの引出の中から大量のエロDVDが・・・・・うーんなかなかに恥ずかしいシチュエーションだよ!!!
・・・・・・・・・まぁ、その辺考えるのはよそう。とりあえず落ち着け俺。

でも鑑純夏のお願いってなんだ?タケルちゃんってあのタケルちゃんだよな、やっぱ・・・・。

ん?・・・・なんだこの頭に入ってくるみたいなイメージ?!
宇宙空間で宇宙船らしき船同士が戦っている・・・・・・見たことない艦影だ。
レーザーやミサイルを撃ちあい、MSのような小型機を射出してドッグファイトを繰り広げている光景―――――。ガンダムじゃないよな。こんなロボット兵器見た記憶ないな・・・・・3次元だしMSみたいのがいるってことは某英雄伝説でもないし・・・・でもあれ乗ってみたい!・・・・。

そういえばさっき戦術機の操縦席乗ったときに思い出したけど、俺のライフワークともいうべき「戦場の風XⅡ」、この間の全国大会は惜しいところで負けたんだっけ?・・・・次があるかわからんが、覚悟しておけ!!・・・・と息巻いてみたものの、もう帰れないと思うとちょっとさみしいな・・・。
あれ?目の前が真っ白・・・・・なんかぼっとする・・・・・・・。
 
 

 
後書き
第2話はダイスケくんが・・・・・・・・。
2017.7.12こっそり一部修正しますた。 
< 前ページ 目次
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧