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ヘタリア学園

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第五千八百六十三話  最初のペルシャ

第五千八百六十三話  最初のペルシャ
 ペルシャはローマの宿敵と言っていい存在でした、ですがこの人は実はローマと同じかそれ以上の年齢でした。
「俺とっくに大帝国でしたけど」
「くっ、それを言うかよ」
 ぷぷぷと笑って自分を見つつ言うペルシャに歯噛みするローマでした。
「確かに俺は最初は都市国家だったよ」
「アケメネス朝からはじまりまして」
 まだぷぷぷと笑うペルシャです、
「そしてギリシアに攻め込んで」
「そうだったよな」
「その時ローマはどうでしたか?」
「だから都市国家だったんだよ」
 まだそんなところでした。
「大帝国になるのは後だったんだよ」
「そうでした、新参者でした」
「御前本当に俺には言うな」
「何しろ敵同士なので」
 それで言うというのです。
「言いますよ」
「俺は口喧嘩苦手だからな」
 だから言われっぱなしです、果たしてペルシャの生い立ちはどういったものだったのでしょうか。


第五千八百六十三話   完


                         2016・9・28
 
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