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ヘタリア学園

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第五千八百五十六話  イギリスですらも

第五千八百五十六話  イギリスですらも
 イギリスにもカナダは独立の日を言ってみますがイギリスも戸惑ってからカナダに言いました。
「その日だったのか?」
「イギリスさんがいいぞって言ってくれたんですよ!?」
「悪い、覚えてねえ」
 戸惑ったお顔には汗が流れています。
「実は現在進行形で大変なんだよ」
「EUのことで、ですか」
「あの前市長マジで私利私欲で言ってたのか?」
「そう思って間違いないです」
 私利私欲で国を誤らせる、歴史的な悪人として書かれること間違いなしです。
「ですがそのことで、ですか?」
「いや、というか御前の顔見るまでな」
 腕を組んで視線を逸らすイギリスでした。
「御前のこと忘れてたよ」
「そんな、長い付き合いじゃないですか」
「それでも忘れてたんだよ」
「何で僕はいつもこんな扱いなんですか?」
「それはまあな」
 カナダだからとは言えません。
 何とイギリスですらカナダの独立の日を覚えていませんでした。それどころかカナダのことすら記憶から消し去っていました。


第五千八百五十六話   完


                      2016・9・24 
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