英雄伝説~光と闇の軌跡~番外編 アリサのお見合い篇
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第9話
~ミシュラム・ワンダーランド・入口~
「え、えっとこれからどうする……?夕食は一緒にどこかのレストランで食べるか……?」
アリサと共にテーマパークから出たリィンは恥ずかしそうな表情でアリサを見つめて尋ね
「えっと…………実はシャロンがミシュラムにあるホテルの部屋を手配してくれたの……………もしリィンが私の想いを受け入れてくれたら、そこで一晩一緒に過ごしてって。――――ちなみに”ホテル・デルフィニア”のスイートルームよ。」
「ええっ!?あの高級ホテルの……しかもスイートルーム……!?というかア、アリサ……自分の言っている言葉の意味がわかっているのか……………?」
アリサの答えを聞いて驚いた後真っ赤にした顔でアリサを見つめて尋ねた。
「そ、それぐらいわかっているわよ!それとも何?私の身体には興味はないの……?」
尋ねられたアリサは真っ赤にした顔で答えた後リィンの片腕に服の上からでも膨らんで見える自分の胸を押し付け、リィンを見つめた。
「そ、それは………………というか、幾らなんでも早すぎないか………?今日付き合いだしたばかりだぞ………?」
「そ、そんなの関係ないわ!だ、第一私達は将来結婚する事が決まっているのだからいいのよ………!そ、それに……私はエリゼと違って、貴方と頻繁には会えないんだから…………それぐらいはいいでしょう……?次はいつに会えるのかわからないし…………」
「わ、わかった。アリサがそう決めたのなら俺はいいよ。」
その後二人はホテルにチェックインしてホテルのレストランでディナーを楽しんだ後、部屋に戻った。
~夜・ホテル・デルフィニア・スイートルーム~
(お、落ち着け……!既にエリゼと何度もした事があるじゃないか……!)
部屋のベッドに座っているリィンは高鳴り始めている心臓を落ち着かせるかのように片手を胸に置いて考え込んでいた。
「ま、待たせたわね…………」
「!!」
するとその時バスタオルを身体に巻いたアリサが現れてリィンに近づき、それを見たリィンは目を見開いて再び固まり
「そ、その…………私、初めてだからできるだけ優しくしてね……………」
リィンの隣に座ったアリサは顔を真っ赤にしてリィンを見つめた。
「ぜ、善処する………」
見つめられたリィンは緊張した様子で答え
「そ、それと…………今日は大丈夫な日だから………好きなだけ中に出していいわよ………ううん、中に出して………初めては好きな人とずっと繋がりたいから……………」
「ええっ!?」
顔を真っ赤にして呟いたアリサの言葉を聞いたリィンは驚いて声を上げた。そしてアリサはバスタオルを外し、大人の雰囲気を纏わせた上下の黒いレースの下着姿になり
「リィン…………私を貴方のものにして…………ん……!ちゅ……ちゅる……」
(アリサ………)
そして二人は愛し合い始めた。
~20分後~
「どう…………リィン…………私の………んしょ…………気持ちいいかしら…………?」
「あ、ああ…………気持ち……………いいよ…………!」
「あらあらまあまあ♪お嬢様ったら、”本番”の前にエリゼお嬢様では少々難しい自分の魅力を存分に使ってリィン様に奉仕をして喜ばせるなんて…………ううっ、本当に色々と成長しましたわね…………」
リィン達とは別室の個室で椅子に座り、上品な仕草で紅茶を飲んで窓から見える夜景を見つめながら、盗聴器でリィンとアリサの”行為”によって聞こえて来る会話を聞いていたシャロンは嬉しそうな表情で微笑んだ後嘘泣きをし
「うふふ、今後は同じフィアンセであられるエリゼお嬢様に追いつく為にも寝室で殿方を喜ばせる”教育”が必要ですわね♪」
そしてからかいの表情になって呟いた。
~40分後~
「あ……あ…………!ねえリィン…………私の…………………気持ちいい…………?」
「ああ………!…気持ち良すぎて…………すぐに……出そうだよ…………」
「嬉しい…………!………いいわよ…………好きなだけ出して…………!私の………に………!胸も…………もっと強く揉んで………………!」
「フ、フフ…………将来結婚したら、寝室でアリサさんと私……どちらが兄様の妻として上なのか、ハッキリさせておく必要がありそうですね………………!その時に備えてエクリア様にもっと殿方を喜ばせる技術を学ばなければなりませんね…………!口や手で殿方を喜ばせる技術を磨きつつ、胸を大きくする努力を今以上にしないと……!ウフフフフフフフ…………………!」
シャロンが泊まっている個室とは違う個室にある椅子に座り、目の前の壁を見つめながら盗聴器でリィンとアリサの”行為”によって聞こえてくる会話を聞いているエリゼは膨大な威圧に加え、さらに背後には魔力によって発生した電撃がバチバチと迸るほどの魔力と目にも見えるほどのメラメラと燃え続ける怒気を全身に纏いながら、極上の微笑みを浮かべて口元をピクピクさせ、手に持っている紅茶を飲み終え、皿に置いたカップをカタカタと音をたてさせて震わせていた。
「ガタガタブルブル……(や、やっと終わったと思ったのに~……………お、お願いだから……だ、誰かエヴリーヌを助けて…………!この際フェミリンスでもいいから…………!)」
エリゼがさらけ出している威圧の余波を受け続けているエヴリーヌはベッドの中で布団を被って身体を丸くして表情を青褪めさせ、更には涙目になって身体を震わせて強く祈り続け
「エ、エリゼよ……もうそれくらいにしたらどうじゃ……?そ、そのな……?他人の情事を盗み聞きするのは”人”として間違っていると思うぞ……?」
エヴリーヌのように表情を青褪めて身体を震わせていたリフィアは恐る恐るエリゼを見つめて言い
「バカ!余計な事を言ってそれ以上火に油を注ぐような真似をしないでよ!」
リフィアの発言を聞いたエヴリーヌは起き上がって焦った表情でリフィアを見つめて言った。するとその時
「フフ、何をおかしなことを言ってるのかしら、リフィアったら?兄様とアリサさん……お二人共”他人”ではなく、私と一緒に”夫婦”になる関係よ?将来結婚して、お互いの愛を確かめ合って、子供を作る時に必要な情報よ……?」
「ヒッ!?」
「ぬおっ!?」
エリゼは極上の微笑みで振り返り、エリゼの微笑みの背後に浮かぶ”修羅”の幻影が見えたリフィアとエヴリーヌは悲鳴を上げた。
「フフ、リィンったら凄く元気なんだから…………私が胸と口でしてあげた時に1回出して…………その後私の処女を貫いてたくさん中に出した上………さらに口で綺麗にしてあげた時にまた元気になって、そのまま私の口の中にもう1回出してそこからもう1回私を抱いてたくさん中に出すとは思わなかったわ………エリゼも貴方の相手は大変だったでしょうね…………」
その後”行為”を終え、生まれたままの姿になり、ベッドに寝転んでいるアリサは微笑みながら隣にいるリィンを見つめ
「うぐっ………………で、でもな。言っておくけどエリゼの相手をする方が大変なんだからな。ああ見えて”その時”になったら俺が満足しても何度も求めて来る上、”そっち方面”の技術を滅茶苦茶知っているんだよ……」
見つめられたリィンは唸った後疲れた表情で答えた。
「こーら。愛し合った後で他の女性とした時の話をするなんて、マナー違反にも程があるわよ?」
「す、すまない…………」
そして頬を膨らませたアリサに額を軽く叩かれたリィンは申し訳なさそうな表情で謝罪した。
「フフ、まあ私の方が割り込んできた女だから見逃してあげるわ。――――将来、エリゼと一緒に幸せな家庭を作りましょうね。」
「ああ……………!」
「リィン………大好き………!ん……!」
その後二人は互いを抱きしめて深い口付けを交わした後、そのまま眠りはじめた。そして翌日……………
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