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ヘタリア学園

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第五千八百十六話  青髭と聞くと

第五千八百十六話  青髭と聞くと
 フランスは青髭という言葉に凄く敏感です、例えばこの言葉を何となく出しただけの台湾にも血相を変えて聞き返したりします。
「その言葉何処で聞いたんだ?」
「?青髭の何が悪いの?」
「いや、アジアでも有名だろ」 
 真っ青になってです、台湾に言います。
「そいつは」
「有名って」
「だから俺のところの殺人鬼だよ」
「?あんたのところにそんな人いるの」
「いたんだよ、それこそ何百人もだよ」
 物凄い数です。
「男の子ばかりな、錬金術とか黒魔術に凝って」
「待って、数百人?」
「それだけ殺したんだよ」
「それ本当の話なの?」
「本当だから言ってんだよ、青髭なんて言葉何処で聞いたんだ」
「だからただ言っただけだけれど」
「その人の仇名が青髭なんだよ」
 殆どブロックワードです、フランスにとってこの青髭という言葉は忘れられない名前です。あまりにも忌まわしい思い出なので。


第五千八百十六話   完


                          2016・9・3 
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