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ヘタリア学園

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第五千八百十二話  十八世紀前半には

第五千八百十二話  十八世紀前半には
 オーストリアさんの状況を見て当時フランスは笑っていました。
「そんなの嘘に決まってるだろ」
「吸血鬼がいるなぞ、ですね」
「あんなの迷信だよ」
 こう妹さんにも言うのでした。
「そんなの今時いるとかな」
「信じていること自体が」
「迷信は迷信なんだよ」
 それこそというのです。
「まだわかっていない奴がいるんだな」
「それがです」
 妹さんはここでお兄さんに資料を出しました、そして。
 その資料を読んでです、フランスは顔面蒼白になってそのうえで言いました。
「おい、本当かよ」
「軍人さん達の報告です」
「軍人さんの報告は嘘は書かないからな」
 職業柄正確でなければなりません、ましてやこの件は別に軍人さん達の失点になる様なものではないです。
「だとそればな」
「このことは」
 妹さんも蒼白になっています、この頃こうしたお話が結構ありました。フランスにも謎の野獣が出ています。


第五千八百十二話   完


                          2016・9・1 
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