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とある3人のデート・ア・ライブ

作者:火雪
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第十章 仮想世界
  第5話 再び集まった仲間

 
前書き
柑果「…………」
作者「…………」
柑果「……何か言うことは?」
作者「……えー、更新が遅れてすいませんでした」
柑果「そうだな。最後に投稿したのが6月だもんな」
作者「忙しかったんだよ」
柑果「夏休み入ってたのにか?」
作者「…………(汗)」

本当にすいませんでした!!! 

 
in the 仮想世界。


……なのだが。

上条「ヤベェよ、天宮市そのまんまじゃねーか」

佐天「確かに……そうですね」

上条と佐天は仮想世界の天宮市の完成度……というか再現度に驚きを隠せずにいた。

一方「……ンで?その精霊とやらはどこにいるンだ?」

と、一方通行が疑問を投げかけると。

琴里「いた、あそこよ!」

と、お兄ちゃん成分が足りn……兄のことが心配な琴里は一目散に駆け出した。

琴里「士道、その子から離れなさい!」

士道「この声は琴里?……って何だよ、どういうことだ?」

士道が振り向いたとほぼ同じくらいの時に琴里が″彼女″の元にたどり着いた。

琴里「その子は危険だわ。このゲームには異常が起きてる。その原因はその子よ。で、私たちはそいつに呼び出されたってわけ」

と、士道が後ろの方を見ると十香や狂三といった精霊や、折紙、上条達までいた。

十香「シドー!助けに来たぞ!」

狂三「あらあら、開始早々物騒な展開ですわねぇ」

折紙「士道に危害が加わることは私が許さない」

助けに来たって……

士道「待ってくれ!俺は別に危険な目に会ってないし……どういうことだよ?」

どうやら彼は自分自身に何が起こったか理解していないらしい。

四糸乃「し、士道さんは、ゲームの中から出られなくなっているんです。……そ、その人のせいで……」

士道「そ、そうなのか……そう言われればさっきから琴里や令音さんと連絡が取れなかったような……」

やっと状況を把握した士道。遅い。

と、狂三が白髪の女の子を見ながらニヤッと笑った。

狂三「なるほど。彼女が人工精霊ですのねぇ」

或守「人、工……精霊?」

一方「……お前、自分が何者なのか理解してねェのか?」

或守「はい……私は愛を知るため、その為にこの世界にいるのです」

上条「愛を知る?何でそんなことを……」

或守「……分かりません」

佐天「分からない……ってどういうことですか?」

或守「……それも、分かりません」

美九「分からないことが分からないですかー」

十香「……む?一体どういうことなのだ?」

佐天「えっとですね……」

夕弦「静止。彼女にはまだ難しい話です」

十香「む!!それはどういうことなのだ!?」

まあとりあえず首を傾げている十香を置いといて質問を再開する。

上条「じゃあ何で俺たちを呼んだんだ?」

或守「私は愛を知るため五河士道と愛を育むための人を検索、呼びかけました」

士道「やっぱり、みんなはさっきまでのNPCじゃなくて本当にいる……んだよな」

琴里「そうよ。何で愛を知りたいかは分からないけど、私たちを呼んだ理由は納得したわ」

と、女性陣は心の中で納得していた。ここにいる女の子(佐天除く)は士道に対して好意を抱いているからだ。(琴里は隠しているが一部の人間にはバレバレである)

と。

「「おい」」

どこからか低く渋い声が聞こえた。

琴里「ん?当麻くんと一方通行どうしたの?」

琴里の言葉に男二人が少し怒り口調で話し始めた。

一方「どうしたの、じゃねェよ」

上条「今のこの子の言葉に何の疑問も無かったのかよ!?」

佐天「……それ、わたしも思いました」

士道「実は俺も……」

と、佐天と士道は同意するがどういうわけか精霊達(+折紙)は理解できていなかった。

上条「どう考えても俺と一方通行が士道のデートの対象に入ってることがおかしいだろッ!!」

『あっ………』

その言葉を聞いて、やっと二人の言いたいことが理解したようだ。

このままでは腐女子が歓喜……じゃなかった。何かおかしな方向に進んでしまうことになる。

一緒に聞いていた或守は先ほどと変わらない表情で二人に告げた。

或守「上条当麻、一方通行も五河士道と同じ役割を担ってもらいます」

上条「…………同じ役割を?」

一方「…………ってことはまさか」

或守「はい。女の子とデートをしてもらいます」

「「嘘だろッ!!?」」

或守「人数は多いほうがいいと判断したので」

「「そういう問題じゃねぇ!!」」

二人は叫んだ。

全力で。

女性陣の鼓膜が破れんばかりに。



ーーーー
ーーー
ーー


頭を抱えてしゃがみこむ上条とイライラしながらこちらに背を向けている一方通行をほっておいて本題に入った。

耶倶矢「とにかくだ。貴様が我らの愚弟を人質にし閉じ込めたのは紛れも無い事実……くくっ、今更言い逃れなど出来ぬ相談だな!」

或守「人質……対価を目的として拘束すること、ですね。私はそれを否定します。私は五河士道を拘束などしていません」

夕弦「反論。あなたはこの仮想世界を支配しています。それは士道を人質に取ったと同義です」

或守「私は現状、五河士道に対してなんの権限も使用していません」

琴里「どういうこと?貴方が私たちを呼び出したんじゃいの?」

或守「はい。私が五河士道と……ついでに上条当麻と一方通行と愛を育む人材を呼びました」

佐天「…………二人はついでなんですね」

或守「その人材は、この世界での攻略可能キャラクターとして最初から設定されていました。だから呼びかけたのです。五河士道を愛し、五河士道が愛する人材を。そして、そこのお二人も同様に……」

その単純ながら解決が難しい話にここにいる皆は何も話せずにいた。







或守はここに連れてきたメンバーに愛について一通り聞いてみたが納得のいく答えは聞けなかったようだ。

そして、丁度その会話が終わった頃位に、




士道達は吸い込まれるように目の前が真っ暗になった。



















 
 

 
後書き
今週からは定期更新できるように頑張ります。多分。 
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