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ハイスクールD×D ~熾鏡符のAGITΩ~

作者:天の道
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第一章:体育館裏のホーリー/暴走する熾鏡龍
  MirrorXVII:本当の絆とは?/レイリスの邂逅

俺はただ…本当の俺をみて仲間になってくれることを望んでいた

ただ親友や…仲間俺はただそれだけを望んだだけなんだ

だけどみんな本当の俺を見てしまうと拒絶されてしまった…

最初のころはなれなかったけど……拒絶されるのは慣れてきたんだ

だがどうにも俺は…心の奥では怖がっていたみたいだな……・・

そして俺が一番恐れていたこと、それはイッセーや部長たち…翼、オーフィス、ティアに
俺の真実を見られることだ…

真実を隠して仲間を語るなんておかしいことだ…だけど俺は真実を知られて
親しくなった仲間に拒絶されることを自然に恐れていて、話さなかったんだ…

俺は真実を隠す罪悪感に襲われながらも楽しく過ごしていたんだ

だけどもう終わりを告げてしまったんだ…シャルバとの出会いで
俺がしてきたことされてきたこと全てが知られてしまった……

皆いい人だきっと俺の事実を知っていても認めてくれると思った

けど今まで蓄積してきた恐怖がそれを認めず
また拒否されると思ってしまった…もうこれでいっぱいだった

そして俺は力に飲まれてしまったんだ

俺は俺自身を見られるのを…恐怖の対象で見られていたころを
ただ力を振るだけの凶器に満ちた俺を・・・見られたくなかった。


俺は・・・誰も、信じていなかったんだ。

言葉ばかり並べて嘘の仮面を被り、その仮面で評価を受けていた。

強い、規格外だ、何でも守ってしまう―――そんなものを受けて喜んでいた。

そして俺は―――仮面を被った俺を仲間と認めてもらうのにだんだんと恐怖が増したんだ

そう、仮面ライダーまるで俺だな…偽りとゆう名の仮面をかぶり
ただ人を守り救うヒーローだったんだ…これを聞いたときなぜかうれしくもなかった

自分の問題すら解決していない中途半端な状態で好意を受け入れたくないなんて、ただの建前だった。

だから本来なら…オーフィスに家族だとか言っているがそんなこといえた立場じゃないんだ

そんなこと考えていたら、ふと俺を呼ぶ赤と銀色の光が見えたんだ

だんだんとその光は鮮明になり見ると、赤い龍と銀の龍が俺に攻撃しながら
叫んでいたんだ

《『翔一!!お前は俺の親友て言っただろう!!ならそんな感情に飲まれているんじゃねえよ!!』》

《『翔一私たちはお前など否定しない!!恐れないから戻って、
また一緒に過ごそう!!楽しい生活に!!』》

イッセーと翼の声だった、俺を肯定してくれる声、まるで本当の俺を知ってなお
俺を仲間と言ってくれるような声

俺はそれを聞くとなぜか涙が出ていたんだ…そしてなぜか心が安らいだんだ

この体験は一度経験したが…まったく違う安らぎ…

そして俺はイッセーが出す赤い輝きに飲まれた
攻撃されているのになぜか俺はそれが心地よく感じた







気づくと俺は大きなクレーターで倒れていた

俺は力が残っていなくてただ寝そべっていた。だが俺は何か晴れた感じがした

そして声が聞こえた

「「翔一!!」」

イッセーと翼の声だった、

「イッセー…翼…」

するとなぜか俺は二人に抱きしめられた

「お、おいいきなり「心配したんだぞ!!!」…ッ!」

俺は驚きながら声をかけるが二人の声を遮られる

「お前・・なんで話してくれたのに!!もっと重要なこと言ってくれないんだと!!
俺は言ったじゃねぇか!!お前がどんな存在だろうが、どんな過去を持っていようが
親友だって!!俺たちはお前なんて拒絶しない!もしする奴が俺がぶん殴るから!!」

「そうだぞ!!せっかく私は翔一に救われたんだ!!翔一は私の英雄なんだ!!
そして仲間なんだ!!だから…だから、せめて、私にもお前の背負っているものを
背負わせてくれ!!」

俺は…唖然としていた……あんなに醜い姿を見られ…ただ力に振るわれた俺を
見てそんなことを言ってくれる奴仲間がいたことに

「なあ…俺はお前らの仲間でいいのか…・・今まで偽ってきた俺が…」

俺はなぜかこの質問をしてしまった。わからないが自然と口にしてしまった

「「当たり前だ!!!」」

っ!!!!!!俺はなぜか泣いていた…悲しいわけじゃないただうれしいとゆう思いが
頭でいっぱいだった…

「イッセー、翼、泣いていいか…しばらくこのままでいいか…」

「ああ、泣け今まで存分にためた分ここで泣け!!」

「そうだ翔一!今は泣いていいんだ!!」

そして俺は二人を抱きしめながら

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

今までためてきた涙を流した






「翔一君!!」

俺はイッセーと翼の元を離れて歩いていると急な立ちくらみに会った

祐斗はそれを支えるように傍に来て、肩を貸してくれた。

「ありがとう・・・木場お前にも心配かけたな…」

「これくらい何でもないよ」

木場は笑みを浮かべながらそう呟く―――俺の暴走が原因か

体に力が入らない上に魔力も使い切って一切もない。

この状況では誰とも戦えないな。

・・・光景はひどいものだ。

神殿は跡形もなく消えて…アーシアと翼を拘束していた装置も
全て瓦礫になっていた

全て俺がやったのか…

すると一枚のカードが俺のほうにやってくる

俺と契約したドラゴンミラーフィロアが描かれていたカードだ

『汝よ…元に戻ったか』

俺は前から力には気おつけろと言われていた……だが俺は感情に任せて
振るってしまった…俺はまったくなダメな契約者だな

『汝よ自分を責めるではない…我が責められるべきだ……力の根源でありながら
我は汝の心の奥底の抱えているものに気づけなかった……我にも過失はある』

「まったくお前は…まあ、俺もいい契約…いや最高の相棒の持ったな」

『相棒か…よかろう我も汝を相棒として迎えよう、龍華翔一』

まったく考えていることがよくわからない相棒持ったな…

俺はミラーフィロアとしゃべり終わると、周りの状況を確認した

・・・眷属の皆と、何故かそこにはヴァーリや美候、見知らぬ剣を持った男性
さらにオーフィスやティア、ラケル、アザゼル先生がいた

眷属の皆トオーフィス、ティア、アザゼル先生は俺の無事を確認してか寄って来て、
俺は力が出ないからその場に腰を下ろした―――凄まじいほどに力が出ないな。

「龍華翔一…久しぶりだな」

「・・・ヴァーリ」

俺はヴァーリの名を呼ぶだけで、特には何も言わなかった。

・・・こいつがここにいるのは、たぶん目的があるんだろう。
少なくとも旧魔王派共の味方をしているわけではなさそうだし・・・だが一体何のために来たんだ?

「どうしてこんなところにいるんだろうと聞きたいのかい?一応目的があるが―――」

その時、二つの強大な気配…龍のような気配が感じ取れた。

そして俺の目の前に俺が感じた龍の気配の主がいつの間にか俺の目の前にいた

「―――お前、誰だ?」

見た目はオーフィスとそっくりだがまるでオーフィスの黒の部分が真っ白になっており
目はエメラルドグリーンのような色をしていた

そしてなぜか俺をじっと見つめていた…いや観察のほうが正しいのか?

「……レイリス。おまえは、なにもの?」

「あ、ああ…俺は龍華翔一だ……」

「なまえは、わかった。では、おまえのちから、なに?」

するとその少女―――レイリスは俺の頬をいつの間に摩っており、
そして光の無いエメラルドグリーンの瞳で俺をじっと見てきた。

吸い込まれるような気分になるほどきれいなエメラルドグリーン・・・
俺があのベランダで干されるように初めて会った時のオーフィスの瞳のようだ。

その姿に皆、警戒するも俺はレイリスの質問に答えた。

だが俺の力?…一応はAGITΩだが…でも今の力はまったく違うし…
どうしようか…俺の使っているのは…・そうだ…こうしよう

「この力は今俺の隣で浮いているカードと契約している龍の力だ
だが…まあ、俺がその力に名をつけるなら
―――――仮面ライダーアドヴェントかな?」

「そう、かめんらいだーあどヴぇんと…わかった。」

なんか、こいつもよく得解らんな…いったい何がしたいんだ?

するともう一つのドラゴンのオーラが強くなる

俺は目線だけそっちに向けると、すると俺の傍にいつの間にかオーフィスが風のように現れ、
俺をお姫様抱っこの様に抱きかかえレイリスから離れた。

何故だろうか…ここにいる全員の視線が痛いな…

「・・・お前、翔一に何をした?」

「なにもしてない。おはなし、してただけ」

オーフィスは訝しげな視線をレイリスに送ると、俺の周りにいつの間にか
イッセー、翼、ティア、そしてラケルまでもがいた

眷属の皆もすぐに俺たちの方に寄ってきて、
ヴァーリたちは少し離れたところで俺たちとレイリスを見ていた

でもあいつはおそらく、ディオドラやあのシャルバに力を与えて張本人だろう

ディオドラから感じ取ったかすかなオーラ、あいつのオーラと酷似している

でも俺はあいつに仮面ライダーアドヴェントと名乗ってしまったな…
アザゼル先生に頼んで、冥界の番組名変えてもらおうさすがににリバースは
中二病臭すぎるからな

「おねえさまが、かめんらいだーを、しょういち、とよぶなら
わたしも、しょういち、てよぶ」

本当にわけがわからん…そういえばなぜか俺は異形の
存在やドラゴンにえらく懐かれるな…

「―――んなこたぁ、どうでも良い。お前の目的はなんだ、レイリス」

・・・すると次にアザゼルが俺たちの上空から黒い翼を織りなして舞い降りる。

俺のすぐ傍に降りて、そしてレイリスを睨んだ。

「おじさん、レイリスは、あかいドラゴンをみにきた」

「え!?俺」

「お、おじさん!?」

アザゼル先生がなぜか諸億を受けた表情をしてイッセーが腰を引きながら驚く…
まあここで赤いドラゴンていったらお前しか該当しないからな
それにしてもおじさんか……レイリス…お前いいことゆうな。

「赤龍帝のことかな?」

すると今までこの状況を黙ってみていたヴァーリはレイリスに一歩近づいてそう尋ねた。
その姿にアザゼル先生が一瞬だけ苦い表情をする。

「・・・ちがう―――グレートレッド」

―――レイリスがその言葉を言った時だった。

旧魔王派が放ったと思われる魔獣や魔蟲共は俺たちの付近まで近づいて来ていた。

こちらには最強クラスのドラゴンたちにアザゼル先生までもいる・・・
それに四天龍も全員そろっているがいくらなんでも数が多すぎるな…

例え皆の力が強くても、数が段違いだ。

―――その時、今まで俺たちを見ていたヴァーリが隣へと歩んできた。

俺に肩を貸して立たせた。

「なんだ、ヴァーリ肩を貸すなんて…」

「君は見るべきだと思ってね―――空中を見てみろ」

ヴァーリがそう言った時だった。

空中の何もない白い空間が、電気が走るようにバチッ、バチッという音を響かせながら少しずつヒビが生まれていた。

何だ?この現象…一体何が…

ガァァオォォォォォォォォォォォォォォォオオン!!!!!

・・・突如、そのようなドラゴンの雄叫びが俺たちの耳に響き、
そしてそのヒビから激しい風が吹き荒れた。

・・・ドラゴン?

この空間は次元の狭間の一角を使って創られた空間・・・そして次元の狭間から、ドラゴンの雄叫び?


次元の狭間にいるドラゴン―――え・・・もしかして…

「まさか・・・真なる赤龍神帝(アポカリュプス・ドラゴン)と謳われるこの世界最強の存在―――グレートレッドかよ…」

俺は嘆息しながら名前をつぶやくとそのヒビは大きくなり、
そして―――空中に開いた穴は巨大なものとなり、そこから真紅の巨大なドラゴンが現れた

 
 

 
後書き
どうも天の道です

さて翔一がついに過去からの因縁と吹っ切れましたね
そして翔一とレイリスが邂逅しましたさてどうなるか
次回異世界の戦士翔一とグレートレットが話します!!!

されでは次回の後書きで 
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